カテゴリ:本のこと
◎◎『サウスバウンド』奥田 英朗 /角川書店
○『二人乗り』平田 俊子/講談社 ◎『砂漠』伊坂 幸太郎/実業之日本社 ◎『東京タワー』リリー・フランキー/扶桑社 ◎◎『天使のナイフ』薬丸 岳/講談社 『サウスバウンド』 こんな両親の元で育ったらどんな大人になるんだろうか。 P517 「世間なんて小さいの。世間は歴史も作らないし、人も救わない。正義でもないし、基準でもない。世間なんて戦わない人を慰めるだけのものなのよ」 P518 「これはちがうと思ったらとことん戦え、負けてもいいから戦え。人とちがってもいい。孤独をおそれるな。理解者は必ずいる」 『天使のナイフ』の薬丸 岳さんはこの作品で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。東野圭吾『さまよう刃』と同様に少年犯罪を扱っているものの、この作品は、被害者・加害者双方の視点から見ることが出来るようなストーリー仕立てになっている。 選考委員が満場一致で推したというのも頷ける。次回作が楽しみ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 15, 2006 01:21:21 AM
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