2023/07/08(土)21:55
最愛の人の命を預かった時
今日も蒸し暑い一日でしたね
午後から、ランチ会のために祇園のお店へ行ってきました
祇園祭が始まったので、たくさんの方で歩けるのかな?とチョッと恐々でしたけれど案外空いていました
日本人の方は、ほとんど見かけない感じでしょうか・・・
このあたりのお話は、写真を交えて明日にお話ししたいと思います
今日は、会合でお会いした同年代の女性のお話がとても印象に残りましたので
忘れないうちに書いておこうと思いました
私の隣に座られた女性は
8年前にご主人が、頭を強く打って救急搬送されましたが回復の見込みがないので
人工呼吸器をつけるか付けないかの選択を迫られました
ご主人はまだ若くてお元気だったから、命の最後の時の事を話していなかったのでとても悩まれたそうです
一度装着したら、途中で外すことができない人工呼吸器
ただ呼吸しているだけでも、生きていたいのだろうかと・・・
ご自身の、生きていて欲しいという願いは横に置かれて
ただただご主人になりきって、必死に考えられたそうです
そして苦渋の決断で、装着しないことを選ばれました
装着しなくても、1週間ほどは生きてくれると思っていたら
あっけなく数時間で息を引き取られたそうです
その後は、急にご主人を亡くされた苦しみと
最後にご主人の命のスイッチを切ったのは自分自身なのだ、という自責の念に苦しまれて
この命の選択の場面の夢を何度も見られたそうです
そして夢の中では必ず「人工呼吸器をつけてください」と仰ったそうです
想像すらできないほど後悔をされたのでしょう
そして、今でも乗り越えてはいらっしゃらないのだろうなと思いました
その時、そのお話を聞いていらっしゃった
同じテーブルの内科の女医さんが仰いました
「その時のご決断は最善だったと思います。どちらの場合、或いはまた別の場面で決断を迫られた時に、その時に一生懸命に考えて出された結論は、すべて正しいですしその答えこそ最善の物なのです」
「ですから後から振り返って、その時の答えを検証した時は、その時の答えは正しかったと思ってください」と・・・
そういえば、似たようなお話を私も聞いたように思います
私も、いろんな場面で「あの時違う方法を選んでいたたら、夫はもっと長生きしたのではないかな」
と言った時「その時々で必死に考えて一番良い方を選んだんでしょ?だったらそれが大正解なのだよ」と
夫のかかりつけ医の先生が言ってくださいました
そうですよね
私も、最後の方は夫の命を預かったようなものです
そして、夫も私に預かってもらって「誰よりも自分の事を一番に考えて大切にしてもらえる」という安心感があったと思います
だから、大切な人の命を預かった時は、一生懸命考えた結論なら、後から決して自分を責めてはダメなのでしょうね
もし、私が逆の立場なら
一生懸命に考えてもらった事だけで満足して感謝すると思いますから
結論はきっと何を選んでも良いと思います
今日は、私が死別したことをご存知ないお仲間の
とても考えさせられる心に残るお話を伺えました
本当に、このご縁もきっと夫の引き合わせかもしれません
不思議なことが、本当によく起こります・・・
そして夫へのお土産は
デパ地下に置いてあった北野天満宮横にお店がある『長五郎餅』でした
長五郎餅は、豊臣秀吉が北野天満宮で大茶会を催した時に
餡子を薄い柔らかいお餅に包んで丸めたお餅を長五郎さんが献上されたところ
豊臣秀吉がたいそう気に入って「以後、長五郎餅と名付けよ」と言われて
今日まで引き継がれている和菓子です
大福より小ぶりです
薄いお餅が柔らかすぎて
なかなか切れません💦
明日は、雨が降るそうなので
お家でゆっくりしたいと思います
それでは皆様、良い週末をお過ごしくださいネ
今日も、お読みくださってありがとうございました
いつも応援のポチっとして頂いて、とても嬉しいです
一人じゃないと、勇気を頂けます
今日も、どうぞよろしくお願いいたします(*- -)(*_ _)ペコリ
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