2024/04/08(月)22:02
壊れ行く我が街…
弱い雨が断続的に降っていましたが、桜の花を散らすほどではありませんでした
鴨川の両側の堤防沿いには、御池通から上賀茂神社のあたりまで桜が咲き続いて
上空から見ることができるなら、桜色の縦ラインが街の真中に通るように見えると思います
確かに、とても美しいと思います…が
海外からの観光の方が、異常に多すぎて…
市バスの後ろ半分は、海外の観光客の方で埋め尽くされて
まるで修学旅行バスのように賑やかです…
この街で生まれ育っているので
桜の美しい季節や紅葉は、住民は見ることができない事は当たり前で慣れています
それでも、観光地ではない街の中にある桜やモミジを、
自分だけのお気に入りとして愛でていました
そんな日常生活のなかの、一コマの楽しみさえ味わえないほどの混雑で
今日は、さすがに近隣の街へ引っ越ししたい…と思ってしまいました
義父母のお墓参りに行こうとしても、
バスの混雑とお墓のある寺院の混雑を考えれば、とても行けそうに思えず、日常生活の様々な当たり前のことが制約され、我慢しないといけなくなってきています
春の行楽シーズンだけとか紅葉の時期だけとか限定的であれば、なんとか我慢もできますけれど
一年中になってきています
住宅街の中の道でさえ、海外の方が歩き回られます
この街は、1000年以上途切れることなく、人が住み、働き、学び、そして季節を愛でながら日常生活を送ってきました
生きて行くための生活を送る場なのです
その日常生活の場所の歴史や景色を愛でたいという気持ちはとても良くわかります
でも、生活する人で飽和状態の所に住民と同じ数の人たちが押し寄せれば
日常生活ができなくなるのは当たり前の事です
行政が悪いとか、観光業者が利益を追求し過ぎだとか個別的な責任追及ではなく
この成熟して隙間のない街に、入って頂ける観光客数は常識的に分かると思うのですけれどね…
このままの状態が続けば、この街が壊れて消滅するかもしれない…
もしかしたらもう、この街は壊れているのかもしれない…
大げさではなく、今日はそんな恐怖にも似た不安が、頭をよぎりました
(京都新聞写真より)
今日は、死別とは何の関係も無いこと綴りましたけれど
今日もお読みくださってありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
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