白葱ネギは身体を温め、発汗を早め、痛みや痰を取り去り、その上、胃腸を整え、グツスリ眠らせて、身体に力をつけるという総合作用を発揮。 また、硫化アリルには、体内で硫酸を作り、解毒作用に役立つとも言われて。 さらに、便秘、整腸、利尿、神経痛などにも薬効を示します。 カロチン(ビタミンA効果)、ビタミンC、カリウムを多く含むが、 カロチンは緑色部分にのみ含まれ、栄養的には根深ねぎ(白葱)より葉ねぎの方が優勢。 硬いため捨てられてしまう葉の緑色部分には、相当量のカロチン、ビタミンCを含むのでみそ汁などに利用したいもの。 ネギは寒ければ寒いほど甘みが増すとも言われ、土の下で冬眠しながら白い部分にタップリ糖分を貯えます。 特に、厳寒期に耐えたネギは、味が良いだけでなく、タンパク質や薬効成分も多く含んでいます。 「白葱(根深ねぎ)の調理方法によって、違ってくる健康効果は・・・」 ・疲労回復(アリイン) →ざく切りにして調理 白ネギのアリインは、糖を燃焼させて基礎体力を向上させ、疲労回復へとつなげる。 ・風邪予防(アリシン)→細かく切って生のまま 細かく切れば切るほどアリインが殺菌作用のあるアリシンに変化して、風邪の予防につながる しかし、アリシンは熱に弱く、揮発性のために効果的に摂るには、細かく切ったらすぐ薬味などで食べるのがベスト。 ・生活習慣病予防(スルフィド)→細かく切って油で調理 細かく切った白ネギのアリシンは、油を加えることで血液をサラサラにして血栓を防ぐスルフィドという成分に変化。 ∩∩ \(^^)/おすすめ♪レシピ ◇白ねぎ餅 餅をしばらく水に漬け表面を湿らせる。 耐熱皿に白葱の千切りを敷きその上に餅をおき ラップして電子レンジで3分、餅を溶かす。 鰹節をたっぷりのせ、ポン酢をかけ、全体をからめながら食べる。 ◇白葱のサラダ~4人分~ ・白葱 3本 長さ5センチに切り、細く千切り。氷水で30分程度さらし、ザルで水を切っておく(手で絞らないよう)。 ・ツナ(缶詰) 40g ・ザーサイ 25g 千切り ・ごま油 少々 食べる30分くらい前に全部を混ぜる ◇ねぎドレッシング 白ネギ……1/2本 みじん切り ニンニク…1かけ 〃 ショウガ…1かけ 〃 ゴマ油…大匙3 酢、醤油…各大匙1.5 豆板醤…小匙1.5 砂糖…ひとつまみ ◇白葱パスタ~カルボナーラ風 白葱は縦長に6等分くらいに細長く切る。長すぎるようなら半分に。 卵をといて、パルメザンチーズ、黒胡椒たっぷりをまぜておく。 フライパンにオリーブ油をいれ、刻んだベーコンをじっくり炒める。 ベーコンがカリっとしたら、刻んだニンニクも加え炒める。 ニンニクの香りがでたら、白葱を加え、豆乳(生クリームでもOK)をいれ、少々煮る。 塩少々で調味し、火をとめて卵液を加えてサッと混ぜる。 卵が固まりすぎないうちに器へ盛る。 ◇ねぎパラガス~4人分~ 白葱 6~8本 長さ6~7センチに切る。 粉末鶏ガラスープ小さじ2 パプリカ・青のり(粉末)各少々 マヨネーズ適量 鶏スープを煮立て、葱を入れ、すぐに火を弱めコトコト静かに60分とろ火でゆっくり煮る。 火を消し、蓋をして常温になるまでおく。 葱の芯が飛び出さないように、そっと鍋から取り出す。 器に盛り 上からパプリカや青のりをふりかけ食べる前にマヨネーズをかける。 |