フィギュアスケートを死なせたくない……(ブログ版)

2010/04/18(日)12:59

・フィギュアスケート/ジャンプ どちらの得点が高い?

ルール・採点について(11)

おもしろいジャンプの採点の問題集を見つけましたので……見られなくなるかもしれないので、いつも通り、概要を残しておきます。 「Which jump got higher score?  【フィギュアスケート問題集】」 フィギュアスケート/ジャンプ どちらの得点が高い? AとBのどちらのジャンプの得点が高いか、当てて下さい。【問題1】  3F+3T vs 3F 同じ選手のジャンプ、両方ともきれいにランディングしています。 Aの方が後ろに3回転をつけて3-3のコンビネーションにしているので、単独の3回転のBよりAの方が得点が高そうに見えますが…… ↓↓↓↓↓↓ Aは2番目のジャンプがダウングレードされ、GOEでも減点されています。 3-3のコンビネーションは単独の3回転より低い得点になりました。 結論「回転が足りなければ、むしろ跳ぶな!跳べば徹底的にsageられる」【問題2】  3A+2T vs 2A Aは最高難易度の3Aに加えて2Tをつけています。しかも、2Tの時には手まで上げています。Bの誰でも跳べる単独の2Aよりはるかに高い得点がもらえると思いますが……。 ↓↓↓↓↓↓ 3Aはダウングレードされ、さらにGOEでも減点されました。 世界で女子では誰もできない3Aのコンビネーションが2Aの出来損ない判定です。結論「3Aも回転不足とされれば、小学生以下の技術力と判定」【問題3】  4T vs 4T Aは着氷が乱れますが、転倒は免れました。 Bは完全に転倒……。いくら何でも転倒はダメでしょう……と思いますが↓↓↓↓↓↓ Aはダウングレードされた上にGOEで減点 Bは転倒による減点はありますが、4回転と認定されています。結論「ジャンプでもっとも大切なこと回転が足りているかどうか、見た目は関係ありません」【問題4】  2A vs 2A Aは美しくランディングして回転も十分のようにみえます。 Bは着氷が大きく乱れ、お手つきしてしまっています。どうみてもBの得点は低くなると思いますが……↓↓↓↓↓↓ 回転が足りているように見えようが見た目が美しかろうが、審判が回転不足と判断すればお手つきよりsageられてしまいます。【問題5】  3つのジャンプのトータルで考えてみてください。 A   3A+2T & 3A & 3F+3Lo  基礎点29.25  B   3A & 2Lo & 3F+1Lo  基礎点16.30 Aの方は3Aを2回入れたうえに3-3まで決めるというおそろしいプロ! Bの方は3Aは一つ。3Aのコンビネーションの代わりに2Lo。 3-3の予定が2番めのジャンプが1回転になってしまいました。 Aはスタオベ&コーチと抱き合って喜び、Bはがっくりと肩を落としています。↓↓↓↓↓↓観客のスタンディングオーベーション、本人のガッツポーズ、コーチとの熱い抱擁…… でも、ミスを重ねた演技にも及ばない……【問題6】  A  3F+3Lo & 4S & 3A  基礎点29.00  B  3F+3T                      基礎点9.50 世界の最高の技術を集めた3つのジャンプ対一つのジャンプ。 基礎点は約20点の差があります。 3Aは着氷が乱れていますが、それでもAの方が高いと思いますが……↓↓↓↓↓↓ DG&激しい減点です。 現役の外国人選手が誰も跳べない大技3つをあわせても、 加点が歴代最高の2もついた、回転不足とは無縁の完璧なジャンプには足元にも及びません。【問題7】  4T×100 vs 1Lo Aの4回転は着氷に失敗し転倒してしまっていますが、Bは3回転の失敗。完全にすっぽ抜けてしまっています。↓↓↓↓↓↓ 4回転を100回跳んでも、失敗1回転にかなわない……私は全問外れました。 ルールに沿ったジャッジが行われているだけで、不正などありえないという方は、当然、全問当たったでしょうが……。

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