フィギュアスケートを死なせたくない……(ブログ版)

2010/05/20(木)15:27

・【勝手にランキング】フィギュア女子シングル・トリノワールド編

【勝手にランキング】フィギュア無差別シングル・バンクーバーOP編 につづき、2010世界選手権編も作成してみました。 こちらはキムヨナ選手不調につき、ようやく女子選手と比べられる得点になったので、今回は女子のみにします。 ランキングに参加は総合で9位までに入った選手。 日本・浅田選手(1) 韓国・キムヨナ選手(2) フィンランド・レピスト選手(3) 日本・安藤選手(4) カナダ・ファネフ選手(5) イタリア・コストナー選手(6) アメリカ・長洲選手(7) ロシア・マカロワ選手(8) アメリカ・フラット選手(9) ショート部門 金・長洲選手 銀・浅田選手 銅・レピスト選手  注目は7位のキムヨナ選手。 7位になったことでショートの得点の不可解さは見過ごされがちですが、 「調子が悪かったから、7位で妥当。キムヨナ選手でも失敗すれば点が低くなる」 と納得できるようなものではありません。 3つしかないジャンプのうち、3Fの失敗、スピン1つすっぽぬかしノーカウント。スパイラルを途中でやめると言う前代未聞の失敗。 全部で8つしかない要素のうち、3つを大失敗してしまったのです。 にもかかわらず、ジャンプのGOEの合計では1位。 5コンポーネンツのうち、SS(スケート技術)、TR(要素のつなぎ)、CH(振付)の3つにおいて、全選手中トップです。 PCSは、ほぼノーミスで演技を終えた浅田選手に僅差の2位と言う高得点。ショート1位の長洲選手の上を行っています。 さらに浅田選手は3A-2Tを決めたというのに、DGされたため、世界が絶賛したあの素晴らしい演技でも、基礎点が異様に低く抑えられています。 安藤選手がキムヨナ選手よりも5点近く低い点というのも異様です。 本来は浅田選手が1位、そしてキムヨナ選手は少なくとも10位以下でないとおかしく感じます。   ※技術点......8つの要素のうち、ジャンプは3つ、その他(スピン・ステップ・スパイラルが5つ) ※演技構成点......SS...スケート技術 / TR...要素のつなぎ / PE...演技実行力 / CH...振付 / IN...音楽解釈  フリー部門 金・キム選手 銀・浅田選手 銅・安藤選手  ショートにも増して、不可解な得点です。 まずキムヨナ選手は3サルコウで転倒し、アクセルをすっぽ抜かしました。 ジャンプで大きなミスを二つもしているのに、ジャンプの技術点で全選手中1位となっています。 3A+2T、3Aを決め、全てのジャンプをほぼノーミスで決めた浅田選手より技術点で上回るとは信じられないことです。 キムヨナ選手の得点が盛られるのと同様に、浅田選手の得点も不当に下げられていると言わざるを得ません。 技術点のGOEと演技構成の5コンポーネンツ全てにおいて1位......唯一、演技実行力で浅田選手が並んだのみでぶっちぎりです。 いくら何でもこれはありえません。   ※演技構成点......SS...スケート技術 / TR...要素のつなぎ / PE...演技実行力 / CH...振付 / IN...音楽解釈  ショート・フリー総合 金・浅田選手 銀・キム選手 銅・レピスト選手  注目はショート・フリー合わせて3回の大きなジャンプミスをしたキムヨナ選手が、ジャンプの技術点で前線手中1位となっていることです。 演技構成点もPE(演技実行力)で浅田選手がわずかに上回った以外、全てが1位となっています。 浅田選手はバンクーバーと同様技術・その他(スピン・ステップ・スパイラル)で1位となりました。 あの美しさはトリノでも女王であることを証明しました。 SP・FSともにぼろぼろといって良いほどにやる気のない、ひどい演技だったキムヨナ選手。 3Aを3回も跳び、ほぼ完璧な演技だった浅田選手のみがようやく上回る事ができましたが、他の選手はきムヨナ選手の足元にも及びません。 浅田選手もほんの些細なミスを1つでもしていたら大きく減点され、負けていたでしょう。 キムヨナに勝てる点をもらえる方法など誰にも分かりません。   ※演技構成点......SS...スケート技術 / TR...要素のつなぎ / PE...演技実行力 / CH...振付 / IN...音楽解釈 勝手に決めた部門別メダル 金・キム選手 銀・浅田選手 銅・長洲選手  こうしてみると、ショートの技術点以外、全てにおいてキムヨナ選手がメダルを獲得しています。  総合の獲得メダル数は浅田選手の方が多いですが、金メダル数はキムヨナ選手が 圧倒的です。   バンクーバーOP・トリノワールドを通して、出された得点は、フィギュアを愛している選手達、ファン全てにとっての冒涜であると言えます。 この惨状を見てもなお、 「キムヨナ選手の高得点は採点傾向にあった演技をしたため。点数をもらいやすいプログラムにした結果で順位は妥当」と言っている人は人が良すぎる......というか、もはやフィギュアを冒涜する勢力に加担し、懸命に努力している選手達の汗や涙を踏みにじっていると思います。 恐ろしいのは来シーズンが始まっても、このままの不可解採点は続くだろうと言うことです。 ルール改正で点数を少しいじったくらいでは、この状況は改善などされません。 ・【勝手にランキング】フィギュア無差別シングル・バンクーバーOP編 ISU公式HP 2010世界選手権プロトコル→http://www.isuresults.com/results/wc2010/index.htm 今のフィギュアの現状を広く知ってもらい、正すべきを正したいと望んでいます。 このブログの趣旨にご賛同いただける方はブログランキングへの投票にご協力をお願いいたします。  なお、現在 → http://usagiban.blog130.fc2.com/ に移転作業中です。 そちらにも同じ記事をアップします。コメントはそちらでお願いします。

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