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今日久しぶりにお筝を弾いた。久しぶりと言っても何週間も弾かなかった訳じゃあないけど。
少しお盆で忙しくていろんな事に時間と気持ちがとられていました。 ちょっと前なら週に一回弾いて普通でした。お稽古の為にとにかくお稽古の曲をやりましょうって。だから週に数時間弾いたら終了。 でもここ何年か…いやよく考えたらもう10何年かになりますね、私が最初の試験を受けてから… うちでは准師範と師範と大師範と3段階に試験が行われます。年に一回行われるその試験が受けれるのは筝と三弦共に、「初伝」「中伝」「奥伝」「皆伝」と受けた上に、准師範は何歳以上でなければ受けられないとか、准師範または師範を受けて何年かたたないと次が受けることができないとか、結構大変です。試験に関しても{実技・ペーパーテスト・聴音}とあり、そりゃもう受けることが決まった日にはえらいこっちゃです。 そんなこんなで、試験を受ける為の試験勉強ならぬ、試験のための練習を必死で真面目にしていくうちに弾く事の楽しさを感じだし、大師範を受ける頃にはかなりお筝にハマっていました。(それまでハマってなかったのかというつっこみはなしで…) 今日は久しぶりだったのは十七弦という大きなお筝や三弦を弾いていたりしたので少しお筝からは離れていました。 久しぶりに弾くお筝の曲は今お稽古中の超大曲、「根曳きの松」一回弾くのに三十分です。お稽古するのに何回も弾いていたら一日が終わりそうです。←おおげさ? でも、なぜか自分の爪音がすごく綺麗な気がし、押さえも感じ良く、いい気分で軽く酔いながら練習していました。なんでだろう? たまにそんな日があるんです。三弦も不思議なくらいぴったりとツボが合っているような、不思議な感じ。 …でも、それは実は耳が退化した事を示すそう。 退化って聞こえなくなるんじゃなくて、あほの耳になる事。 「まず腕が弾けるようになってその後に耳がついてくる。だからいくら練習しても上手くなったように聞こえない。手が弾けるようになる頃、耳のレベルが上がって追いついて、今度は又手が弾けるようになって…」とは先生の言葉。 ですからこれから考えると私は久しぶりにも関わらず、綺麗な音に感じたのは、レベルアップしていたはずの耳がしばらくさぼったお陰であほに後退してしまったという所でしょう。 だめだ、厳しい耳を作らなきゃ。 自分に甘い耳なんて私はいらない。私が欲しいと思う音をもう一回思い出して、育てなおしだな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.08.21 00:53:34
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