紅葉の京都探訪4(西行ゆかりの勝持寺)
勝持寺は、白鳳8年(西暦679年)天武天皇の勅によって創建され、延暦10年(西暦791年)に伝教大師が桓武天皇の勅を奉じて堂塔伽羅を再建、薬師瑠璃光如来を本尊としたそうです。金蔵寺同様、応仁の兵火に遭い、勝持寺は仁王門を除きすべて焼失してしまいました。 刀捨て世を捨て飛び込む仏道(ほとけみち)前回も少しふれましたが、鳥羽上皇に仕えていた北面の武士である佐藤藤兵衛義清が、保延6年(西暦1140年)に勝持寺で出家し西行と名を改めて庵を結び、一株の桜を植えたそうです。その「西行桜」の隣にある鐘楼です。 まばゆいばかりの美しさでした。桜の時期も夢のような世界となります。(2014年の日記はこちら)冴野の沼をおおうような紅葉。冴野の沼にはマガモのペアがいました。(*^-^*) 沼の近くから鐘楼方面を見上げて。魚籃観音の池に落ちる散紅葉。説明板には「西遊記にも出て来られる観音様で、持っておられる竹の籠の中に魚が入っている。(後略)」と書いてありました。 タクシーを降りた道へ戻ります。 仁王門はさらに下ったところにあります。今回は、上から降りて行くことになったのでずいぶんと楽でした。(つづく)