2023/09/08(金)05:30
「らんまん」と朝井まかて作「ボタニカ」
4月から始まったNHKの朝のテレビ小説「らんまん」は長田育恵さん作の牧野富太郎をモデルにしたオリジナルストーリーです。
毎日楽しみに(録画して)見ていますが、今月末で終わりかな。
ドラマでは富太郎は東京で若いスエと出会い結婚。一方、富太郎のいとこの綾は番頭の息子の竹雄と結婚・・・それぞれベストパートナーで幸せそうですが、実際は・・・。
朝井まかての「ボタニカ」は2022年1月に刊行された長編小説。
なかなかの厚さの本でまだ読了できず。
実際の経歴通り、富太郎はいとこの猶(「らんまん」では綾)と佐川で結婚していますが、ほとんど家にも帰らず猶を妻とも思ったこともないような状態だと。
その富太郎は東京ではスエと出会い、子供もできます。
妻の猶はその子どものお祝いをはじめいろいろなものを送ります。
最終的には富太郎の借金で実家の造り酒屋(ずっと祖母と猶がやっていた)もたちゆかなくなり売り払って猶と離婚。
猶を番頭に嫁がせ、自分は東京でスエと結婚します。
時代といえばそうなのでしょうけれど、自分の好きな道しか見えていない富太郎を必死にささえた女性たち。(祖母、猶、スエ)
すばらしい研究のむこうにはそんな女性たちの実に献身的な姿があったのですね。
「らんまん」で出てきた植物を過去写真から。
バイカオウレン
セツブンソウ
キレンゲショウマのつぼみ
開いたキレンゲショウマ
キツネノカミソリ