うさぎの不養生日記

2007/06/04(月)12:49

やはり、有川浩です!有川浩『海の底』

読書(1809)

やはり、すごい作家さんです、有川浩。これで、デビューまでは、ただのオタク主婦を名乗っていたなんて、信じられない。斬新なアイディア、政治的な思惑に関する造詣の深さ、そして特撮の知識、自衛隊や機動隊や警視庁の組織に関しては本音と建前の両方に関して詳しい!私、真夜中にくらくらしちゃいました。 ちなみに、ムウみんさんも読み始めたら途中で止められなくて、真夜中になっていたような…。うさぎも読み始めが真夜中過ぎだったため、ハイ。読み終えたら3時でした。ちょっと読んで、眠くなったら、眠るつもりでしたが、眠くなりませんでした。というか、興奮して眠れないでしょ?これを途中にしたら~!って感じです。 横須賀基地のある港に、巨大なザリガニ状の生物(1~3m)が大量に上陸し、人間を襲い始めるところから話が始まる。そこで、話は二重構造となり進行。片方は、引率の大人とはぐれ、海上自衛隊の潜水艦にのる若手二人と合流した子供たち。結局退路を絶たれたかれらは、潜水艦に避難するも、海はそのザリガニ状の巨大生物(レガリスと呼ばれる)に囲まれ、外には出られない。しかも、レガリスが上陸し人間を襲うため、そちらの収集が先になり、潜水艦での生活を余儀なくされる。その中で、もともと微妙だった子供なりの人間関係が、変化していく。そして、もう片方は、陸で、レガリスとの戦いを指揮する男たちの、上との戦い。 いや、本当に、面白いです。『空の中』も面白かったけど、『海の底』には及びませんでした、うさぎ的な視点からは。実は、この作品、早くから所持していたにも関わらず、あちこちに貸し出されていてようやく読めたのでした~^^ そして、これを読んでからもう一度『クジラの彼』を読むと、また萌えるんだよね~^^ 有川浩を読んだことがないあなた、有川浩は『図書館シリーズ』以外もとっても面白いです。是非是非、読んでみてください!お勧め! しかし、何かの生き物が人を喰らう話で悪夢を見たからって、反省したのは…誰だっけ?しかも、いつだっけ?

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