バイオリンの音色に包まれて

2006/09/28(木)21:53

「震える岩」宮部みゆき

読書(17)

時は江戸、人には無い不思議な力を持った少女、定食屋「姉妹屋」お初。 南町奉行の根岸肥前守に命じられた古沢右京之介と共に「死人憑き」について 調べていく。 その謎を解くために調べていくうちに、お初には百年前のできごとが視えて くる。 かの有名な赤穂浪士討ち入りの事件が関わっていく・・・。 特殊な力を持った初ちゃんに、右京之介という新たな味方が現れます。 以前に紹介した短編集「かまいたち」に初ちゃんの話が載せてあって、その 続編になっています。 でも、これ一冊でわかるように書かれているので、もし読んでいなくても 大丈夫だと思います。 個人的に超能力があるという設定は現実感がなくて、あまり好きではない のですが、宮部みゆきの作品に出てくる主人公だと何故かリアリティーが あるんですよね。 それが、この作者の凄いところだと思います♪

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