いのちの食卓
わたくし、今年の目標を「年間30冊読書」に決定いたしましたま、目標は他にもあるんですが・・w昔からよく本を読むほうなんですが、ここ数年の人生のドタバタ騒ぎにかまけて、すっかり本を読まなくなってしまっていましたずっと読んでるシリーズ物、好きな作家(これも1~2人しかいない)の本しか読んでませんでした(反省)自分なりに考えた結果、「読みたい本を探す努力」をしなくなっていることが原因だと思いまして・・今年はもっと本屋さんへ通い、ブックオフへも通うことを誓います!んで、まず最初に読んだ1冊「いのちの食卓」 辰巳芳子 著これは、もう5年位前に新書で出たものが最近文庫化されたものです。作者は料理家。といっても、よくTVに出ているようなタイプではありません昔ながらの家庭食や、病人の為の栄養満点のスープなどのレシピ、その心。これを読むと、子供を含め自分の口に入るものにもっと責任を持たなくては、と背筋が伸びます。特に、「TVやなんかで20分で出来る晩ゴハン!とか、そういうふうにやっていると主婦は疲れてしまう。たくさん仕込んで、毎日それを工夫して食卓に出していくもんです。幼稚園なんかのお弁当もそう、あんな手の込んだものを作っては毎日続きません。必ず生活のどこかにひずみが出る」「最近はおいしくて立派な料理がたくさんあって、主婦は無意識のうちに自分の料理をそれと比べてしまう」 というくだりに感心。そうだよなぁ。他に買った理由がもう一つ。この人、とってもきれいな日本語で文章を書くんです(本作は講演内容も含む)!もうこれだけで、じゅうぶん鑑賞に値すると思います文章が美しいと最後まで読める。逆に、文章がダメだと(あくまで自分の好みですが)。内容がどうあれ1冊読破するのはとっても大変です辰巳さんの本はその理由だけで何年も名前を覚えていて、今のタイミングでふたたび出会えてよかったと思います主婦へのオススメ度:★★★☆☆レシピ活用度:★★☆☆☆手元に残す度:★★★★★(←永久保存確定ww)所要時間:約1時間