天使の爪　（上）　大沢在昌

『天使の牙』の続編 　　　　　　　　　　　　　　 関東信越厚生局麻薬取締部を乗っ取った全裸の女。犯罪交渉人として指名されたのは、麻薬Gメンの神埼アスカだった。籠城事件の背後には、諜報活動で圧倒的な優位に立とうとするロシア情報機関の思惑が……！？ 本作は『新宿鮫』で知られる大沢在昌が1995年に刊行し、11万部突破のベストセラーを記録した代表作『天使の牙』の続編です。　主人公は警視庁勤務時代、任務遂行中に狙撃され、自らの脳を別の女性の肉体に移植する手術を極秘裡に受けた過去を持つ麻薬取締官の神崎アスカ。脳移植技術を独占するために彼女に接近するSVR（ロシア対外情報局）と、それを阻もうとする米CIA――アスカはやがて、ロシアが生み出した　“もう一人の脳移植者”と対決することに。米ロ諜報戦争を軸に、かつてアスカの婚約者だった刑事・古芳和正との愛と葛藤の物語が展開されます。 前作より圧倒的に頁数が多い上下あわせて920ページ　（しかも二段組～(*^。^*) やっぱり一回読んだだけじゃ結構忘れてる部分も多いんだな～ だから『１冊で２度美味しい』とこになっております 仁王の出てくるシーンが少なく…ちょっと淋しいでございます