交換物語
私が中学生の頃 ベイシティローラーズが爆発的に人気が出て、キャンディーズの歌を皆で歌いピンクレディーの振り付けをみ~んなが完璧にできた頃。交換日記が物凄く流行ってた。3年になった時 同じクラスの仲良し Reiko・Taーki・Monnta・Uchann・Yanasann・K-ko・うさとら(だったと思う)で 交換日記ならぬ交換物語をやることにした。ひとりひとり 自分のお気に入りの登場人物を作って 物語を作っていく。ノート 1ページ 書き上げたら次にまわして 期限は一週間。みんなの名前は忘れちゃったけど、私の主人公は『Misakiちゃん』だった。名前の響きが好きだった。あとは…たしか 葵ちゃん 茜ちゃん 麗香ちゃん なつきちゃん…みんなはそれぞれお気に入りの名前をつけた。絵の上手い Reikoがみんなにちょっぴり似せたイメージの絵を表紙に描いてくれた。不思議なもので みんな自分の性格とはかけ離れたキャラクターになっていった。私の『Misakiちゃん』はしっかりした「生徒諸君」のナッキーみたいなキャラだった(っていうか そうなっていった)、目立たない意気地なしの私とは大違い。だから 憧れで書けたんだと思う。学園もの だったんだよ~自分のキャラには 大胆なことさせないんだけど、人のキャラにはドキドキの初恋物にしたり、彼は必ずアイドルの人を想定して書いてた。Misakiちゃんの憧れの彼は陽介くん(太川陽介)だった。(きゃー恥ずかしい~)誰かの彼は『麻世くん』だったんだけど 恋敵の『みゆきちゃん』も度々出てきた。(もう雑誌の明星・平凡の見過ぎ?)話しがマンネリ化してくると 『このあととんでもない事が待ち受けていた』とか書いて次の人に振るの。次の人は 「とんでもない事」を作らなくっちゃいけないから大変!試験の時だろうが、夏休みだろうがお構いなしにゲリラ的に順番は回ってきた。楽しかったな~(*^_^*)話しの作り方は Reiko が一番上手かった。ノートは2冊か3冊に なっていた。『順番に回そうね』 と 約束して 卒業した。