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テーマ:読書(8291)
カテゴリ:本・DVD・TV・ゲーム
今日は参加した大会でドストエフスキーに関する講演を聞きました。
罪と罰などで有名ですが、難しそうで読んだことはないです。 今日の講師の亀山先生はロシア文学者で、ドストエフスキーについて、とても熱く、1時間半以上もお話してくださいました。 聞かせていただいて思ったのは、文学というもの、ドストエフスキーにしても亀山先生にしても、人の心の内を語っているということでした。 そう考えると私は結構、外向きだと思うことができました。 内に向かって自分とか、世界とかを考えることってあまりしたことがないです。 村上春樹はもちろん、たくさんの小説家がドストエフスキーに影響を受けています。 今、1Q84を読んでいるので、とても共通しているなぁと感じました。 亀山先生はいつも自分の心に向き合い、自分を分析しています。 9・11の次の日の朝、自分のパソコンを開いて、どんな言葉が自分から出てくるかを待った言います。 そこで上から降りてきた言葉は「神は死んだ」「身体(からだ)は死んだ」「僕たちは終わった」という3つだったそうです。 その、自分からどんな言葉が出てくるかと待つ行為、その行動自体に感心しました。 自分の内に耳を傾ける、そんなこと、全くしていないなぁって。 そんな亀山先生のお薦めの一冊は高村薫さんの太陽を曳く馬 純文学に贈られる読売文学賞をミステリー作家が受賞するのは珍しいことだそうです。 ドストエフスキー的な内容になっているそうです。彼女は意識しなかったと言ってるけど、それほど無意識だったということでしょう、とおっしゃっていました。 そして、「悪霊」 はできたら読んでほしくない本だとも。 本当にひどく、つらい話だそうです。 カラマーゾフの兄弟 父殺しの話。 本当に罪なのは黙って見過ごすこと。 「黙過」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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