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カテゴリ:経済
ナッシュ均衡
すべての経済主体が、 お互いに他の経済主体の戦略を考えつつ、 自己の利益を最大化するような戦略を実行しつづけたときに、 落ち着く均衡状態。 <例> ビーチでジュースを売るA社とB社。 最初は、互いに離れたところで売っている。 ビーチにいる人は、近くの店に行くとすると、 A社とB社の商圏の境目は、真ん中になる。 *境目は赤線 A社が右に行くと商圏も右に動き、A社の商圏が広くなり利益が増える。 B社も左に行き商圏を広げようとする。 これを繰り返すと、A社とB社はビーチの中央で隣り合うことになる。 この状態をA社かB社かのどちらかが崩すと、 他社の利益になってしまうのでこの状態で落ち着くことになる。 この状態がナッシュ均衡。 <例> 選挙区に右派の候補者Aと左派の候補者Bがひとりづついる。 選挙区には、右派左派中間派が均等にいるとする。 と、選挙の勝敗は中間派にかかってくる。 中間派を取り込もうと、AもBも中間派の主張にすり寄っていく。 最終的には、AもBも中間派の政策を語るようになり、違いがなくなる。 <例> 男女がデートをする 男は、サッカー観戦がしたい(+5)。 女は、映画を見に行きたい(+5)。 どちらに行くか結論が出ないと、デートに行かないことになる(-1)。 男が、妥協して映画を見に行く(+1)。 女が、妥協してサッカー観戦をする(+1)。 選択肢は、 1.サッカー観戦をする(男=+5,女=+1) 2.映画を見に行く(男=+1,女=+5) 3.どちらにも行かない(男=-1,女=-1) この場合、サッカー観戦に行くか、映画を見に行くかのどちらかを選ぶことになる。 男は3よりも2の方が利益が高い。 女も3よりも1の方が利益が高い。 よって、妥結するのは、1か2。 1か2でナッシュ均衡になる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 22, 2009 03:32:39 PM
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