脳が冴える15の習慣
脳をバランス良く成長させるには、活動を多面的にし、いろいろな人たちと交流することが大切。生活のリズムを整えることが、脳にとって大事。朝の起きる時間を決める。脳が働きたい時間帯には、脳を働かせる。休みたい時間帯には休ませる。脳が休みたい時間帯に働かせてもうまく働かない。働きたい時間帯に休ませてもうまく寝れない。脳は基本的に楽をしようとする。強制的にやらないと感情系が強くなり、楽をしようとする。強制力を持った状態を作ることが必要。会社ではスケジューリングをするが自宅ではしない→自宅でもスケジューリングをする。他人の目があるカフェに行く。脳が活発に働くためには準備運動が必要。起きてから2時間かかる。手足口を動かして脳に血液を送る。脳の回転数を上げ集中力を高めるには、脳が準備運動を終えている状態で、かつ、時間の制約が必要。時間制限のある試験を受けている状態を作る。会社でできることは会社でやる。家でやり始めると時間の制約がないため集中できずにダラダラ時間ばかりかかる。脳の回転数が上がった状態は2時間程度持続する。2時間は意識的に集中して仕事を持続し、2時間たったら休憩する。睡眠中に記憶が整理される。寝る前は睡眠に入りやすい状態を作る。寝る前の行動をパターン化する。布団に入ったら、足の先から順に力を脱いていく。足の指→足→腰→背中→手の指→腕→肩→首。寝る前にしてはいけないこと。激しい運動、激しい議論、刺激的な映像や音楽、手足(末梢神経)への刺激。脳を活発に働かせることはしない。前頭葉は脳の司令塔。情報を処理して思考や行動を組み立てる。前頭葉の体力をつけることが大事。感情系が優位にならないように、指令を出し続ける前頭葉の体力が必要。意志を持って主体的に行動する力をつける。日々の家事や雑用をすることで、自ら判断する機会を増やす。面倒なことや辛いことに対する耐性をつける。些細な選択や判断を効率化させるルールを作る。行動予定表や仕事の手順を書き出す。物を整理することで、思考の整理に役立てる。テレビやPCの2次元の世界にずっといると脳の働きが落ちる。五感を働かせるようにする。視覚聴覚だけでなく、触覚味覚嗅覚を総動員させてリアルの世界と接する。リアルの世界では、情報は与えられるのではなく、自分から情報を取りに行っている。五感をフル活用して情報をとらえようとし、足りない部分は想像力で補っている。脳の働きを保つには・・・目を動かして積極的に情報を取る。日々近い所を見がちなので、遠くを見てフォーカスをズラす。さらに、近接距離でフォーカスを近付ける。目をつぶって耳からの聴く情報のみで、情報を読み取る訓練をする。記憶力を高め、使える情報を増やすために・・・他人に伝えることを前提として情報を取る。他人に伝えるためには情報の要点をきちんと理解していなくてはならない。他人に伝えることで自分の中で情報がきちんと整理される。先に情報を出力する機会を作っておく。会話、ブログや報告など。その上で、情報を集める。電車に乗っている時でも、「何か家族に話すネタはないか」「仕事に役立つ情報はないか」と考えながら周囲を見る。脳に情報を入力する機会が増え、レーダーとしての脳の強化にもつながる。研修の報告書を書くことで、本人の頭の中で情報が整理される。出力の機会として最適なのは会話。親しいすぎる人だときちんと説明しなくても分かってくれる。他人に向けて客観的に説明できるようにする。会話する機会が少ないなら、音読をしてトレーニングする。話す力を高めるには・・・・自分が話すことについて、聞いている側になって質問を考える。この話題だったら何を質問するか?何が詳細に聞きたいか?を考え、それを話す内容に盛り込む。・話す要素をメモする。要素のメモを話す順番や重要度で並べる。・頭の中にイメージを思い浮かべて話す。イメージ(風景)を連続的に思い浮かべながら話す。反対に、読む時もイメージを思い浮かべながら読む。・たとえ話を盛り込む。本題の本質とたとえ話の本質を理解していないと、たとえ話は成立しない。→難しい。注意点・相手の立場になって考える。専門用語はやさしい言葉に置き換える。・親しい人との会話は訓練にならない。言いたいことを理解しようとしてくれるから。健康・適度に運動する。・食べ過ぎない。満腹感は少し遅れて発生するので、もう少し食べたいと思っても腹八分目でやめる。食事の幸福感は質に求める。量に求めない。おいしいものを少しづついろんな種類食べる。失敗を分析する。・失敗したことと時間帯を記録する。失敗は客観的にみるのが難しい。記録して見える化して傾向を分析する。・小さな失敗を分析する。大きな失敗は複合要因。繰り返しする小さな失敗は単純要因。繰り返しする小さな失敗の要因の方が分析しやすい。その要因が大きな失敗の要因になっていることが多い。アイディアを生み出しやすくする方法・「何の役に立つのか」よりも「誰の役に立つのか」を重視して考える。コミュニケーションの対象を限定する。誰を喜ばせるアイディアなのか?・アイディアは情報の組み合わせ。組み合わせを考える。・書き出してまとめをしながら考える。書き出すことで考えが整理されて、さらに進んだ考えに到達できる。活動をマルチにするいろんな世代や職業の人と接して、相手の立場になって考える。興味を持って何でもやってみる。意欲を高めるには・・・意欲を高めるには、自分の行動と結果を誰かが評価してくれることが重要。家族に目標を伝え、結果について家族に褒めてもらう叱ってもらう。他人にお願いできないなら、自分で作ったスケジュールの達成状況を見て、自分を自分で褒める。部下について、小さな成長を認めて褒める。部下に対して「そんなことはできて当たり前」という感覚を捨てる。せっかく意思的な行動をしても誰も評価してくれない。それでいて、失敗した時だけ文句を言われる。こんな状況ではやる気は出ないし、意欲を失っていくばかり。他人を好意的に評価する相手の行動に対して良い面を認める。積極的に褒めようとする。褒めるためには、相手や周囲の状況をしっかり観察しなくてはいけない。さらに、相手を褒めることで相手からも認めてもらえるという返報性も期待できる。「できない自分」をさらけ出す「できる自分」ばかり見せようとする=他人に教えてもらう行動を取りにくい状況を自ら作っている。「できない自分」をさらけ出すことで、教えを請うことができる。~「脳が冴える15の習慣」