SUNNY 強い気持ち・強い愛
キャストは素晴らしい。広瀬すずが極端に演技が上手い。無茶な表情からブス役、可愛い役まで全てこなす。篠原涼子、板谷由夏、ともさかりえ、渡辺直美、広瀬すず、山本舞香、池田エライザ、これだけで役者的にはパンパンだが、過不足なく画面に出てくる。ストーリーは良いのだが、おそらく脚本が良くない。セリフのテンポと、内容が良くない。役者は良いのだから、やはりセリフのテンポが良くない。音楽(特にSWEET 19 BLUES)、懐かしのコギャル世代音楽が多々出てくる。音楽を聞くだけでターゲットとされてる40代には刺さる。「懐かしの音楽を聴くために映画を見た」という層には満足ができる。サイバーエージェントと見城徹が、制作陣に加わっていて、マーケティングはしっかりできているのだと思われる。そのマーケティングを加味しても、少し中だるみ感があったのはなぜだろう。共感するべき主人公の広瀬すずと篠原涼子。この2人の共感力が足りないのかもしれない。広瀬すずはかわいすぎるし、心情の揺れをうまく表現できないし、篠原涼子も セレブ妻感がありすぎる。3.5/5