2007/02/11(日)01:14
マリー・アントワネット
既に前売りを購入していた
「マリー・アントワネット」を観てきました。
ポップでキュートってうたい文句だったけど
終わってみれば
私の中では、そこまででもなかったのが不思議。
いや、確かにとってもキュートなんですけどね。
印象に残ったのが、私はそこではなかったからなんでしょう。
とはいえ、観終わった後は
きっと、マカロンが食べたくなっちゃいます。
そんな映画。
以下、ネタばれ。
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キルスティン・ダンスト。
15歳役はちょっと無理が。。。
映画の最初は違和感ありありで、早く成長しないかなーって観てました(笑)
18歳くらいから、そこそこ観れるようになったかな。
上でも書きましたが、ポップでキュートなシーンが前半は多いです。
お菓子、ドレス、靴、帽子。。。いろいろ可愛いものが並びます。
でも、印象薄いんですよね。私。
後半の母親になってからのマリーの方が
何か入り込めたと言うか、まだ共感できたから。
ちゃんと普通の母親じゃん!ってね。(といいつつ不倫しちゃってたけど)
だから、前半のポップな時印象が薄い分
”浪費”のイメージもそんなに感じなくなってしまってました。
なので、
「いつも人の目があって、自由がなくって
知らないところに1人で行かされてしまった
可愛そうな女性のお話。」
という、おそらく、監督の狙いどおりであろう作戦に
私見事にハマりました。
悪女とは思わないな。これを見るとね。
マリーを現代人に上手に仕立て上げた感じ。
この視点で書いたのはいいんじゃないでしょうか。
そういやあ、フェルゼンがオンナったらし設定で「ベルばら」読者の私は
あれ???ってな感じ。
この映画、熱烈な「ベルばら」ファンには受け入れられないんだろうーなー。
っつーか、監督は絶対読んでませんな(笑)
ラストは驚きました。
”ここで終わるのかーーーー!!!!!”で唖然。
勝手に、ギロチンまであるだろう。と思っていたからなんですけど。。。
宮廷の外(現実?)に出るまでの夢物語を書きたかったんですかね。
観ている私も、急に現実に戻った感じでした。(これも狙い?)
でも、あんな生活してたら
外の民衆のことなんてわかんないだろうなぁ~。
その辺はちょっと同情しちゃう私なのでした。
【数日後、追記】
思い出されるのは、切ないシーンばかり。
お乳をあげようとしたら、
乳母にやらせるからと
赤ちゃんを取り上げられてしまった時のマリーの表情。
ベルサイユでの最後の食事
ラスト、ベルサイユを去るときの馬車でのマリー。
女性監督ならではの感性ってこういうのなんだぁ。
上手く言えないけれど、
切なさを心に刻み付けるのが上手いのかな。
そしてこれは、キルスティン・ダンストの演技があってこそ!
素晴らしい!
私は悪くない映画だと思います。
なんか。。「キュートでポップ」ってコピーでいいなかなぁ。。。
って
気がしてます。
気分はマリー・アントワネットなの♪