海外生活をしているからこそ→ 日本の銀行破綻にまきこまれてもいいように事前から準備が必要では?
このところの金融危機、とても他人事とは思えません。アメリカの預金保険機構FDICには、Failed bank listというものありアメリカには全国で8000くらいの金融機関があるそうですが、2008年に、破綻した銀行が相当増えているのが分ります。海外生活をしていると、海外送金や外貨の扱いが便利な海外・日本の銀行にお世話になることも多いはず。 身の回りには、シティバンクを使っている人、おおいですね。 このところの米シティグループの不調、恐るべしのスピード。Citigroup についてのまとめがTimesonlineにありました。Bank account200mCitigroup retail account holders in 106 countries$2,000bnCitigroup's total assets and operations in 140 countries$250bnCitigroup's worth two years ago - it was the world's largest bank until February$20.5bnCurrent value, making it fifth-largest US bank by market cap$60bnCitigroup's total writedowns in past year related to credit crunch$20bnMortgage-backed bonds still on Citigroup's books75,000Jobs to go this year, taking Citi's global headcount to 300,000 ---------------------------------------------------- どのくらいの時間差で、かつ、どの程度、日本のシティバンク銀行に、影響するのかは、分りませんが、日本の銀行の破綻に、仮に巻き込まれても良いように心積もりだけはしておいたほうが良いのかもしれません。 □ 心積もり1 日本の預金保険機構日本の預金保険機構のサイト DIC預金保険制度の解説-制度概要及びQ&A (PDF 2MB) -------------------------------------------------- □ 心積もり2 (日本の預金保険機構でカバーされない)日本の銀行の外貨預金への対応いざというとき用 「”定期ではない外貨預金”の対処法 オプション」を考えてみました。 シティバンク銀行を例にとってみました。■ 店舗にいかないオプション (ネットバンキングかテレフォンバンキング) 1)(海外の銀行口座持っていて、すでにネットバンキングに海外送金先登録している人) 海外の銀行口座にに外貨のまま送金 → かかる費用は、日本のシティバンク側の海外送金料 途中のコルレス銀行のチャージ、海外口座側で着金するときのRemittance手数料蛇足ながら、送金する先の預金保険機構を要チェック。以前の日記で書いたとおり、 香港、シンガポールの銀行は 2010年までその国の外貨も含めて全額保護されます。 2)円、外貨あわせて 破綻しても保険でカバーされる額までに、預金総額を抑えておいて、 いざとなれば、外貨から円転 → 円転時の為替手数料 ■ 店舗にいくオプション 3) 日本の他金融機関の外貨口座をもっていればそこに外貨のまま送金 → 送金手数料4000円4)TCの存在する外貨ならば、TCを作成する → シティバンク口座もっていれば、TC作成 の手数料なし5)ドル預金ならば ドルキャッシュで引き出す → ただし、ドル現金で引きだすのに 手数料 1ドルあたり2円-------------------------------------------------- こんなところが考え付くところです。海外居住では、後者の日本の店舗にいくオプション は、帰国しない限りつかえないわけですから、前者のオプションが取れるよう、準備をしておくと、少しは安心かもしれませんね。