|
テーマ:DVD映画鑑賞(14517)
カテゴリ:映画・TV鑑賞
阪神淡路大震災で被災しながら、そのときの多くの人々の支援に対する感謝の気持ちを自らの力として、自分の夢を実現した、シニアプロゴルファー古市忠夫氏の実話をモデルに描いた作品。
神戸で、カメラ屋を営んでいた古市忠夫の一家は、阪神淡路大震災で、家を焼かれてしまう。妻と娘二人の一家は幸い無事であり、近所の救助にあたっていた忠夫だが、消防団の後輩や近所で無くなった人は多数にのぼった。街は完全に消失した。 復興を目指す忠夫は、 「土地を手放すのは苦痛もあるが、区画整理をすることで災害に強い街づくりをしよう。」 と反対派を説得して立ち上がる。 忠夫の行動には、死んでいった人々の無念の思いに応え、復興を支援してくれる人々の温かさに対する感謝の念からくる信念があり、それに人々も心を動かされた。 数年がたち、復興が落ち着いた頃、今度は、生き残った自分の残りの人生を、考える。 それは、プロゴルファーになるという夢を実現すること。 震災でただひとつだけ無事に焼け残ったゴルフ用品に運命的なものも感じていたこともある。 そして2000年、60歳の誕生日直前でついにプロテストに合格する。 以下GDOゴルフ関連サイトの http://www.golfdigest.co.jp/default.asp の golfstyle/style-gold の中から引用する。 { 古市忠夫はラウンド前と後に必ず、ホールに向かって帽子をとり深々とお辞儀をする。ゴルフできることへの感謝の気持ちからだ。 「震災から3ヶ月たって初めてのゴルフの時、嬉しくて自然に頭下げてました。その帰り車の中でぼろぼろ泣いて、涙が止まりませんのや。この時、ゴルフできることへの感謝を心底から感じたんですわ。震災前なんか、そんなこと、かけらもありませんでした」 頑張れることへの感謝ー実はこれこそが「古市忠夫」を今日たらしめた原動力であった。そしてそれを教えてくれたのが、何あろう阪神淡路大震災であった。 } どんな状態になっても、心の状態によって、人生は切り開ける。 それは周りの人への感謝、生きているということへの感謝、前向きな夢 であるということを教えてくれ、パワーをもらうことが出来る。 「ありがとう」 2006年 文科省選定/文化庁支援/日本赤十字社推薦 原作:平山譲 制作:NHK他 監督:万田邦敏 主演:赤井英和 出演:田中好子 尾美としのり 薬師丸ひろ子 他 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画・TV鑑賞] カテゴリの最新記事
|
|