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テーマ:DVD映画鑑賞(14490)
カテゴリ:映画・TV鑑賞
町の電気屋さんの次女である主人公(上野樹里)とその一家の親子の絆を描いた物語。
父、誠一郎(沢田研二)の稲田電気は、お客様第一をモットーに、町の人々に密着したきめ細かいサービスや修理を売りとしていたが、儲かりもしないのに母にも苦労させ、早死にさせてしまったそのやり方に批判的な次女の怜(上野樹里)は、得意の画を活かして活躍する夢を目かなえるため、父の反対を押し切って上京していた。 ところが、父がアンテナ修理の途中に屋根から落ちて入院し、店を手伝うために、姉の瞳(本上まなみ)や妹の香(中村静香)にだまされて帰郷することになる。 実は、東京で就職したデザイン会社を1年で辞めたところだった。頑固で我を通しすぎるところがあり仕事で周囲と対立し、嫌気がさしたためだ。しかしそのことは家族には内緒で、電気屋を手伝うことにした。 最初はいやいやながらも客の要求に応じていた怜だが、耳の遠いおばあさんのために、補聴器を都合してあげたり、雷雨の夜に父と故障した電器製品を修理しに回ったりして感謝され、地域の人とのつながりや絆を知ることになる。 農家にとついで妊娠中にも関わらず、落ち着いていて妹たちの面倒見のよい姉と、明るく元気の良い、電器・機械好きの三女(中村静香さんは映画初出演ということですが、元気がよくかわいかったのがよかったです)に囲まれ、頑固で我がままで素直になれない怜も、本来のやさしさを次第に表現できるようになっていく。 父も次女の出来の悪さを嘆き、きびしいことを言いながらも、ちゃんと彼女のことを考え、ささえ見守っているところには、胸が熱くなりました。親子の絆がよく描かれていると思います。 「幸福のスイッチ」 2006年 監督、制作:安田真奈 主演:上野樹里 出演:沢田研二、本上まなみ、中村静香、林剛史 他 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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