マジン・ゴー！な日々

ヒデ夕樹さんは、自分がアニソン歌手であるとは思っていなかった。

CMソングで世話になった作曲家さんたちとの付き合いや

仕事としてのアニメ、ヒーローソングだったと思います。

なぜなら、彼自身は『漫画の類い』が嫌いだったから。


「漫画は大人が見るモノじゃない」


力石徹のテーマを歌って欲しいと言うオファーも断っていたそうですから。


しかし、結果で言えば『アニソン歌手』としての方が評価されていたりするワケで。


なぜなら、世界中で彼の歌が歌われていたりするからです。

彼が溺愛したと言う兄の娘さんが

「世界中の人がおじさんの歌を歌っています。自慢のおじさんです」

と、今も言ってくれるのは

ファンとしても嬉しいですね。



しかし、そんな中、亡くなる直前に『海のトリトン』のオファーがあり、それを受けてくれていました。


「練習しなきゃ」と言っていた矢先に吐血。


そこから入院するも、数日で亡くなったそうです。



我々にとってはとても残念な事でした。



でも、少しだけ救いがあるとしたら

海のトリトンを歌う事を引き受けてくれた事。



ほんの僅かではありますが、ファンとして救われた気がします。




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