マジン・ゴー!な日々

2024/05/19(日)15:53

映画碁盤斬り

時代劇(168)

草薙剛主演 映画『碁盤斬り』見てきました。 主人公が、囲碁にめっぽう強い侍という設定の映画です。 まず、全体的には頑張った映画でした。 時代劇としては、かなり本気で作っている部分もあり。 よくある夜の家の中が蝋燭一本で照らされているハズなのに 撮影ライトで煌々と当てられて、妙に明るいと言う嘘はありません。 本当に、夜のシーンはろうそくの灯だけで撮っているンですよこれが。 部屋の薄暗い感がよく出ていました。 で・・・主演の草薙剛ポンですが。 彼はブラタモリのナレーションでもわかる通り、感情が全く入っていないフラットな喋りで。 あの感じでセリフを言います。 また、彼自身に生活感が全くないので長屋暮らし浪人の苦労が全く見えませんでした。 早い話が、娘と2人暮らしな浪人なのですが、彼が生活感がないことで父親に見えません。 なんとも不思議な個性の持ち主なので、あまりこういう生活感の必要な役には向いていないんじゃないか?とも思うんですが。 で、肝心の映画ですが 序盤は、ある程度周りの役者たちの良い演技に助けられ すいすいと楽しく進みました。 主人公の碁敵で商人役の國村隼さんがいい演技するんですよ。 彼にすっかり助けられた感ありましたねぇ。 彼が御店の跡継ぎにと考えている甥っ子役に中川大志。 ・・・なんですが 残念ながら彼は一人前の商人には見えないですねぇ。 手代程度の役どころにしか見えませんでした。 演技は國村隼さんの演技に随分と引っ張られ、彼にしては頑張っていたのですが。 台本的な展開で、甥っ子を一人前に見せていないとも感じました。 で、あらためて内容ですが タイトルの通り囲碁にめっぽう強い浪人が、金や過去のしがらみに色々アレコレやっている内に 人生の大きな局面に入ってしまうという感じです。 さてさて、困った問題で・・・ここからが大詰め!と言うところにきて その先の展開が所々で読めてしまうのが困りモノです。 また、ここでも『敵役』を探す草薙剛の生活感のなさが、苦労を感じさせないのには困ったモンです。 ここに主人公の探し求める『敵役』で、背の高い侍役に色男”斎藤工”が配役されたのです。 ある意味、はたして?! 斎藤工が『敵役』の悪党をどう演じてくれるのか? ここも楽しみの一つでありました。 いやいや・・・いかんせん、斎藤工が全然悪く見えない。 憎き敵であるべき役なのですが、いまひとつ憎く見えません(笑) 映画のクライマックスにいまひとつ盛り上がらない・・・と言う程では無いン・・・ですが 個人的には、もっと観客が腹に据えかねる位の悪い演技をしてくれると・・・嬉しかったのですが。 タイトルが『碁盤斬り』なっているので、場面がアソコまで進むと「もうわかって」しまうのが ネタバレになってしまうので残念です。 まぁまぁ・・・囲碁に拘った時代劇のタイトルですから仕方ないのでしょう。 最後の方の展開には、流石に娘の展開は・・・それはちょっとないだろう?と思う展開も最後に待っていたり。 コメディーではない、本気の時代劇を作ろうと言う気持ちはわかります。 しかし、私はいまひとつ草薙剛の演技と、斎藤工の起用、そして最終的なオチの台本・・・ その最後の方の展開と言うところに、所々でご都合主義的な?が見えてしまい残念感が残りました。 まぁ、映画を評価で言えば・・・そこそこ、だったでしょうか? にほんブログ村 見たら…押して~♪ ​​ アズワン(AS ONE) 折碁盤(新榧) 5分卓上 1台​​ ​ ###u.高進商事 防災セット【THE SECOND AID】バイリンガル版 ザ セカンドエイド 防災​

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