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2024.04.13
カテゴリ：観光産業
このブログは、元・旅行業に従事していた「幸兵衛」（S12年生れ)が書いています。 フランス観光開発機構、日本では政府観光局のような立場であろうか。 トラベルボイスwebによると、 その【総裁】が発表したのが、 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 【2023年の観光収益は対2019年12％増となる635億ユーロ（10兆3505億円）に達したと発 表。米国を中心に観光市場は復調傾向にあると語った。 また、2019年に火災に見舞われたパリのノートルダム大聖堂は12月から観光が再開する ことも発表された。 2024年はパリ・オリンピック・パラリンピック2024やイル・ド・フランス地方とノルマン ディーで開催される印象派誕生150周年に関する印象派フェスティバル、ノルマンディー 上陸作戦（D-Day）80周年、国際フランス語圏サミットなどの国際的なイベントを通して、 約1億人の外国人観光客の来訪を見込む。】 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 私が驚いたのは１億人の外国人観光客数の見込み人数である。今年の夏のオリパラではお そらく大混雑するだろうと思っていたが、まさか１億人まで見込まれるとなると、ちょっ と想像を絶してしまう。 観光業界obとしてその発展は嬉しいし、経済効果は観光立国を掲げる我が国にとっても大 事な柱であると承知しているが、何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」で、人があふれ るほど「観光公害」が発生するし、受け入れ態勢が不十分だと、日本の評価は下がる。 さらに、戦争や災害、コロナのような事態が発生すると、一斉に人は動けなくなると言う 危険性もある。 ヨーロッパは陸続きだからフランスの１億人は日本と感覚が違うと思うが、現在の日本の 予測は今年が3500万人、2030年に6000万人という計画は、私は達成できると思っている。 ところが、京都はもう我慢の限界だと、訪日客の多さに住民が声をあげているとマスコミ は伝えている。清水寺参詣道路がテレビで紹介されていたが、訪日客と日本人観光客で埋 まっているラッシュアワーである。 このブログにおいて、観光特急バスが京都駅から運行されることに好感を表していたが、 ６月からの運行と言う。運転手不足で準備が整わずいますぐには運行できないのだそうで、 後手に回っていることを残念に思う。 中学生から40才まで過ごした実家は清水寺は徒歩圏内の位置であった。その頃から、 約半世紀、賑わいを超えているのが判る。 何ごとも中庸が良い。フランスの約1億人の旅行者の扱い方、日本の6000万人の旅行者の 扱い方、時代が進むにつれて、旅行スタイルも大きく変化して、アメリカでお勧めの日本 の観光地を「山口市」を選んでいる。 理由は日本の文化財に恵まれているし、大観光地と違って観光客が少ないからだという。 この一例のように、外国人も空いている観光地を選ぶこともある。 分散はするが、それでもフランスと言えばパリが外せないように、関西では京都、中部で は名古屋、岐阜、がラッシュになる。成田、羽田の大空港に到着すると、東京、横浜は外 せないからラッシュになる。 そして滞在型の旅行が多くなっているから、これら集中する地域はとくに外国人が増えて いるように思う。超高齢社会の日本、流出人口が多く寂れ行く地方都市、観光客の迎え方 も実情を踏まえて変化させねばならぬと考える。
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最終更新日
2024.04.13 10:00:12
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