2020/11/10(火)15:16
文楽「源平布引滝」
ひさしぶりで文楽鑑賞。今年は全然観にこれませんでした。
最近大阪ではコロナ感染者が増えてつつあります。ミナミの方が特に人数が多いようなので、ここまで出かけるのは少し勇気がいるのです。
ホールや劇場で感染するとは思っていませんが。
だから、平日の昼間のみ。三部制にして客席を半分に削っているとは聞いていましたが、本当にがらがらな感じです。
舞台上のみなさん、これでは張り合いがないだろうなあ。
「源平布引滝」は、現代の感覚から見れば理不尽な話です。
小さな男の子の目の前には、腕を切断された母の死体が。
その男の子も、母の遺体を足蹴にした男を刺して首を取る。
しかしそれは実の祖父だった。
殺したり殺されたりに慣れてしまい、トラウマなんてないのでしょうかね。
義太夫さんも人形遣いさんも熱演でしたけど、きょうはなんだか気分良くなかったです。
心からあっぱれな話の方がいいな。子供が出てくる時代物はどうも苦手。