空のオルガン

2007/04/02(月)12:52

新・教育基本法

本(57)

 前にここに書いた よりみちパン!セシリーズを何冊か読みました、  中でもいのちの食べかたと日本という国は、考えさせられることが多く、また時間をおいて読み返したいと思いました。  学校で教わることはいわば「建前」で、社会を動かす仕組みはじつはそれ以外のところにあるのではないかと思っていましたが、その一部が見えたように思いました。そして、学校というところは、国に都合の良い人間を育てるところではないかとも。  先日の新聞に、教科書検定の話が出ていましたが、国に都合の悪いことが書かれていないかチェックしているということですよね。  学校で教わる事って、実はとっても偏っているんだ・・・と、今さらですが、感じました。  だから、子供のことは学校に任せっきりにしちゃいけないな、とも。  感化されやすい私です(^_^;)  違う本を読めば、またコロッと違う意見に傾くかもしれません。  こういうタイプが一番洗脳されやすいんでしょうね。危ない危ない。  そんなことを思いながら本屋さんで何となく手に取ったのは  おそい・はやい・ひくい・たかい(no.35)です。  新しくなった教育基本法についての記事があり、読んでみると、私が漠然と考えていた不安の原因を、解説してくれていました。法律が変わったことで、こんなことができなくなるという例がいくつも出ていて、わかりやすかったです。もしかしたら、自由に物が言えるのは今だけかもしれません。憲法第9条にも絡んでくる問題です。愛国心という名で戦争に加担できるよう、外堀を埋められつつあるな・・・と、こんな表現が合っているのかどうかもわかりませんが、イヤ~な時代に向かっているように思います。  モンの学校はいい先生が何人もいて、恵まれています。法律に縛られずに、先生の裁量に任せられたらもっといいのにと思うくらいです。が、それは無理な話。これから先生も苦しいでしょう。これから教員になる人は、新しくなった教育基本法に何の疑問も持たずに、子供たちに(誤った)愛国心を教え込むのでしょうか?疑うことをしらない子供たちはそれをまた素直に受け止めるでしょう。全国の学校で、そんなことが行われたら、そしてそれを10年、20年と続けたら・・・今とはまるで違う世相ができると思います。  新しい担任の先生も気になるけれど、公教育の行方も気になります。 ボーッとしてたらおそらく気付かなかった事ですが、しってしまった今、さてどうしたらいいものか?  

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