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カテゴリ:う~の
「みんながケータイ持ってたのに、ウチだけあかんかったよね。なんで?小学生の時は、なくてもしょうがないかなと思ったけど、中学生でもあかんかったやん」
「お母さんはノン・デジタル・ネイティブやから、そういうものはないのがデフォルトなんよ。まわりが持ってるからっていうのは、う~ちゃん、小っちゃい時からよく言ってたなあ。」 「だって、自分だけないって、悔しいやん」 「必要な物じゃなかったしなあ」 「う~のには必要やったなあ」 「お母さんから見て、の話やけど、小学校の時なんかは、う~のの学年の女子は、自分と同じタイプしか受け入れへん子がほとんどやったやん?違う性格、違う好み、違う生活環境の子がいてもそこに配慮はなかったやん。そういう子らに、『みんながみんなあんたと同じやないねんで』って伝えたい気持ちもあったなあ」 「ん~~~~~納得できない」 「そのためにう~のが犠牲になるのは違うってこと?」 「うん」 「それはそうやなあ。でも実際ケータイはいらんと思ったよ」 「う~のは、子供ができて、欲しいものがあったら、ちゃんと買ってあげる親になるわ」 「うん、そうしてあげて」 「お母さんさあ、こういう話するときよく『お母さんはそういうのがない時代に育ってきたから』って言うけど、それは理由にならないと思うよ。う~のはこれからも何回もこの話すると思うし、そのたびに お母さんがそういう事言って、う~のが『それは理由にならない』って言うんだと思うよ」 「うん、それでいいよ」 「何回も言うと思うけど、ごめんね」 「何回でも言ったらいいよ」 う~のの言い分が真っ当すぎて、言いくるめられません。そりゃそうか、もう小学生じゃないもんね。 あの頃言えなかったことを、今からでも言えるなら、それはいいことだと思う。 抑えつけた私が言うのも何だけど、言いたい事言えばいいんだよ~。 (メールフォームを作ってみました。お問い合わせはこちらから) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 16, 2022 08:40:05 AM
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