|
カテゴリ:日記
外注先のA社が、経営権譲渡を行った。
バブルの頃、かなりのシェアを独占していた老舗だったのに、 後継者不足と、業績不振に陥っていた。 借金も結構な額に上っていたんだって。 譲渡を受けた会社(B社)の社員が、来月から本社に乗り込むらしいけど、 彼らは畑違いの素人だったりする。 ノウハウがなければ、多くの顧客が離れていく。 うちの会社も、A社とは何十年と付き合いがあったけど、 しばらくは仕事を回さないよう方針を固めた。 結構な規模の会社が、つぶれたりする。 兆候はいくつかあって、今から思うとそういうことかぁ、 と分かることも多いけど、実際はよくわからんです。 でもね、 暗い話が多いなぁと思っていると、 実は、そうでもなかったりする。 事実、倒産した会社からも、そのノウハウや人脈を利用して、 多くの経営者が生まれたりする。 まったく予想もしなかった流通経路が確立されたりする。 A社からも、自分と同年代の若者が技術者として独立した。 退職金代わりに機械をもらって。 既存のものがつぶれれば、あたらしいものが顔を出してくる。 古いものがなくなるのは悲しいけれど、 でもそれは、新しいものに確実に受け継がれていっている。 そう考えると、ひとつの美しい流れのようなものが、 そこには存在しているような、そんな気がします。 思えばいつでもそうだった 光は闇でこそ輝いた 抱えたギターのケースの中で 新しい春が育つように ( 『WAGON』 yuki ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/03/24 01:22:00 AM
コメント(0) | コメントを書く |