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2006/07/17(月)21:49

祇園祭について

京都(38)

祇園祭宵々山に行ってきました。 一枚目の写真は「長刀鉾」です。 先の日記で触れましたように、生稚児さんが乗っている唯一の鉾で、毎年必ず先頭で注連縄を太刀で切り、結界を解く儀式を行う鉾です。 この鉾は格式が高くて、鉾の拝観においても女性は二階までいけるものの、鉾に入ることは許されません。 上の写真も長刀鉾です。バックに見える○○INさんの看板が明るすぎますね~。何とかならないのでしょうか? てっぺんにはよく見ると、「長刀」が見えますがおわかりになるでしょうか?見難くて申し訳ないのです。 下の写真は駒形提灯に書かれた「月」の文字が好きな「月鉾」です。 狭い道に山鉾が建ち、夜店も立ち並ぶものですから、かなり混雑する場所もあります。 それを避けるために人間も一方通行の所もありますから、大概はいつも同じような道順でみていく事になります。 下の画像は「山伏山」の御神体です。ライトアップされています。 そして必ず行くのが、「鯉山」です。 前掛けや見送りは16世紀のベルギー製のタペストリーで、重要文化財に指定されています。 以下はパンフレットより抜粋です。 <もとは5枚シリーズの中の1枚で、伊達政宗の家臣の支倉常長が、遣欧使節としてローマ法王と謁見した際に、正宗への贈り物として日本にやってきたものです。 ギリシャの叙事詩に題材に人物や風景が描かれいて、5枚のうち一枚は焼失し、一枚は加賀前田家へ、後の2枚は3分の1ずつ6ヶ所に現存します。 「白楽天山」「鶏鉾」「霰天神山」にもその3分の1があります。> 京都の町衆のお祭りにかける意気込みがいかに凄い物だったか、垣間見られるような気がします。 今年は、土曜日が宵々々山、日曜日が宵山、祝日の月曜日が巡行になり、当たり年といっても良いと思いますが、急な雨が多いせいか人は少なめのようです。 この日も夕方からの激しい雨に見舞われて、昨年より10万人少ない約19万人(午後9時現在、京都府警発表)にとどまりました。 雨が上がってから出かけましたから、ここ数年の中では一番涼しく感じました。 船鉾の拝観につきましては、次回の日記でとりあげようと思います。

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