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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8396)
カテゴリ:詩 ~月闇と指先~
嗚呼、春だというのに私の眼窩には蛆虫が這いくさり。
桜の下だというのに、薄紅の花弁も馨しい香も届きはしない。 嗚呼、何故。何故、何故何故何故何故何故なぜなぜナゼ・・・・・・・・・。 貴方の死体の横にあるのは私であるべきであるのに、 貴方の肉体だけはあの美しい桜の木が食べつくしてしまった。 足りない足りない足りない・・・・・・・ かくなる上は仄暗い闇の底から這い上がり、 外へと探しにゆこうか。 貴方を殺して埋めたのは私なのだから、 貴方の全てはすべからく私のモノである筈なのだから・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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怖いですが、美しい詩ですね。
>嗚呼、春だというのに私の眼窩には蛆虫が這いくさり。 この一文だけで、背筋が震えます(笑) カッコイイ、美しい。私のこのような文章が書いてみたいものです。いずれ、習得してみせますよ! と、何やら断言して帰る私であります。 (2007年06月17日 02時16分34秒) |