ふつーの法則

2009/04/05(日)02:41

桜の花が描けますか?

趣味・読書・収集(37)

今日の埼玉は雲は出ていたものの 暖かくてお花見には良い日でした 桜の花が満開に咲いた公園を少し歩きました 桜の花を見ると思い出すことがいくつかあります 漫画家の竹宮惠子さんのアシスタントをしていた時があります アシスタント試験は3次まであったのですが 面接で元マネージャーさんから 「桜と梅の描き分けができる?」と聞かれたのを憶えています 桜と梅はもちろん形は違いますが 枝への付き方も違います 桜は茎から風になびきます その違いを彼女は描けるか聞いたんですね 質感とか空気に揺れる様で 物はいろんな見せ方をすることができます 分かりやすいのだと他に 木綿と絹も書き方が全然違います いかにその物に見えるように描くかですね 少女漫画のバックにお花が描かれていることがあります 実はあれを描くのは苦手です… 風になびくお花を描く方が楽しいです 背景で描くなら紅葉とか柳とか… あとやっぱり桜が好きです 満開の桜の木の下に立つと その中に精霊が宿っているように思え ゾクゾクした気分が湧き上がってきます 散り行く桜を見ていると 名残惜しく淋しいものを感じます 古くから歌に詠まれ能で舞ったりと 桜には惹きつけてやまない魅力がありますね 春の夜にこんな一冊など よいのではないでしょうか? 坂口 安吾『桜の森の満開の下』

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る