2008年08月の記事一覧 | シン・足立淳のブログ彼岸花

朝日新聞の取材を

　今日の昼間、「マンガ雑誌が衰退する一方、携帯コンテンツの隆盛について」というようなテーマで、朝日新聞の取材を受けました。　雑誌の休刊が相次ぐ中、仕事を雑誌から携帯に移した作家のモデルケースとして。　まあ自分は雑誌を見切って携帯に移ったというより、雑誌の休刊に巻き込まれて、偶然携帯配信の仕事が来た、という人なんですが。　詳しくは来週日曜日の朝日新聞に載ります。　

2008/08/31

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嵐

　コミティアの読書会に行く。　駅からホールに歩いていくものの数分間に、いきなりの雨に降られる。　２時間ほど過ごし、会場を後にすると、すっかり雨はあがって、蒸し暑さすら感じる。　が、そのまた２時間ぐらい後、家についた途端にまた雷と土砂降り。　天気予報を見ると、東北から四国にかけて広い範囲で大雨の恐れ、って、範囲広すぎ。　日本列島に巨大な龍でも横たわっているのだろうか。　

2008/08/30

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溜飲の下がった日

　神様って本当にいるんだなあ、て思ったよ。

2008/08/29

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ふと気づいた

　そうか、「よつばと！」は「電撃の両さん」なんだ。よつばと！（8）

2008/08/28

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中西ヒロシ先生

　中西ヒロシ先生のブログに、自分のホームページが取り上げられています。http://nakanisi.seesaa.net/article/105283868.html　どうもありがとうございます。

2008/08/27

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暑さ寒さも彼岸花

　ソニーの携帯の連載が終わり（また始まるけど）、夏コミが終わり、コミティアも終わり、順番にいろんなものが終わって、一息ついている真っ最中。　世間的には、今週いっぱいで夏休みが終わる。以前からプレイしているゲーム「ペルソナ４」も、高校に通う主人公たちの夏休みがまさに終わろうとしているところ。　甲子園もオリンピックも、いつのまにやら終わっていた。　そういう「普通の生活サイクル」とは縁のない生活を何年も続けているのだが、やはりテレビや雑誌の発売やその他、周りの「夏休み収束モード」は感じる。そしてそれに輪をかけて、ここ数日降り続く雨。急に下がった気温。　個人的に自分に課した「夏休みの宿題」的なものはないのだけど、なぜか「３１日までに、ひとつコトを片付けよう」という気になった。コト、といっても何なのか、よく分からないけど。

2008/08/26

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この２年間のいろいろ

　昨日終わったコミティア。そいうえば、あのチラシを拾ったのも夏のコミティアだった。　２００６年の８月２７日、コミティア７７。もちろんサークル参加をしていた自分だったが、売れ行きは毎度ながら微々たるもので、暇な時に「出張編集部」に原稿を持っていったりしていた。そして終了間際に、チラシ置き場をチェックしていて、一枚のチラシを拾った。　ハガキ大の、小さな青い紙に、「新興会社です。マンガ雑誌を作ります」という意味の簡単な内容を書いてあっただけの、粗末なチラシ。そこには「株式会社デジマ」と。　あの頃は持ち込みもなにもかも上手くいかずに、そうとう悩んでいた。デビュー前の、一番底の状態で、売れないのに同人誌をバカバカ出していた時期だった。だから、そういう怪しげな会社のチラシを見て、わらにもすがる思いで秋葉原の出来たばっかりの編集部のドアを叩いたんだっけ。　あれからもう２年になるのか。

2008/08/25

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コミティア８５終了と反省。

　コミティア無事終了しました。みなさまお疲れさまでした。　いろいろな作家さんとも挨拶できたし、読者の方々ともお話しできたし、充実した１日でした。　でもコミティアは楽しいね。コミケも楽しいけど、コミティアは別の楽しさがある。毎月あってもいいよ。毎月新刊出そうじゃないか。　あと、実行委員の方から次号のカタログの中のマンガを描きませんかと話をされた。その関係で、今週土曜日に読書会に行きます。実は読書会は初めて。誰か一緒に行きません？　あと、コミティアで販売した「持込忍法帖・下」ですが、一冊落丁があったみたいです。「３・４ページ目が抜けている」という方、お取り替えいたします。日時・場所の指定等あれば、メールでご連絡ください。 kasimasi7@yahoo.co.jp

2008/08/24

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コミティア新刊できました。

　明日のコミティア用の新刊を作りました。夏コミから一週間しかないので、正直不安でしたがなんとかできました。　今回は「二次元噂八百」ではなく、「持ち込み体験記」シリーズの最新作。タイトルは「持込羞恥心」。アレの便乗です。　コピー誌１６ページ、２００円の予定です。　他にコミティアに持って行く本は　「二次元噂八百　２」（夏コミ新刊）　「持込登龍門」（夏コミ新刊）　「二次元噂八百」　「起承転没」　「持込忍法帖　上」（コピー）　「持込忍法帖　下」（コピー）の、全部で７種類。　それでは明日、東京ビッグサイト西館　み１４ａ「世田谷ボロ市」でお待ちしてます。

2008/08/23

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第三の配信先

　携帯マンガ「昭和噂八百」ですが、「アニマックス」と「まんちゅ」に続いて、「オトナオン」でも配信中です。　こちらも金曜更新ですのでよろしく。　お持ちの携帯電話の「メニュー」から「オトナオン」で検索していただくと、多分サイトに行くと思います。　ソニーデジタルさん、どうもありがとうございます。

2008/08/22

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今週のアメトーーク！

　「あぶら揚げ芸人」といえば、山城新伍と川谷拓三だろうと思った。

2008/08/21

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冬コミ申し込み終了。

　ついさっき、冬コミ申し込みを済ませました。　ジャンルはこれまでと同じ「創作」。サークルカットも彩野さんです。最近はコミケに限らず、どのイベントのカットもコレ。かわりばえしなくてすいません。　まだ先の話ですが、新刊は「持込登龍門」の次の話「持込忍法帖」をオフセで出せればと思っています。

2008/08/20

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夏コミの反省点。

　二日遅れですが、少しずつ今回の夏コミのダメ出しをしていこうと思います。　一つは、思っていたよりも忙しくて、知り合いの人たちに十分に挨拶できなかったこと。単行本を出したんだから、買っていただいた読者の方がある程度いらっしゃることはわかっていたのだし、その分時間に余裕をみて、もう少し早めに到着して開場前に挨拶回りするとかできたかなと。　でもうひとつ、勝手ながらサインやスケブは右から左へ手当り次第に受けないことにします。本を買ってくれた人や、単行本を持ってきてくれた人、もしくは面識のある人は喜んでサインしますけど、ただサイン色紙だけを出して「サインください」と言う人がたまにいるので。　いえ、その方もおそらく自分の読者なんでしょうから、サインを書く時に「誰それさんへ」と名前を入れたいじゃないですか。けど、「お名前は？」とうかがうと、即座に「いや、心配しなくても売り飛ばしたりしませんよ」と返してくるのはどうも。そういう方は、お断わりするかもしれません。非常に申し訳ないですが。　…一応、お断わりしましたよ？

2008/08/19

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となりの彩野さん

　「ハルヒ」や「らき☆すた」でおなじみの京都アニメーションが、来年「となりの８０１ちゃん」をアニメにするらしい。　作者の自分が言うのもなんだけど、「人間噂八百」は絶対にアニメ化されそうにないマンガ。　…を前置きとして、もしアニメ化するなら、いっそ京アニがいいかも、みたいな冗談話を、つい先日編集さんとしていた所なんです。　「とりあえず彩野さんと中野さんのキャラを貸しますから、どうでもいじってくださいと持ちかけよう」とか、「彩野さんを女子高生にして、菊池桃子の映画の舞台挨拶を見に行くシーンからやればどうか」とか、「ジャンボ鶴田の結婚式に、幼少時の彩野さんがいる所から始まって…」とか。　まあそんなアニメはありえないから、考えてもしょうがない、と思ってたところに「８０１ちゃんアニメ化」ニュースですか。「８０１ちゃん」がアリなら、「噂八百」もない話じゃない、か？　えー、「らき☆すた」のアニメ店長みたいに、彩野さんがちょっとだけ出演するってのはナシですか？　「やおいの発生について阿久悠がらみで説明する人」とか「小松政夫と伊東四朗のカップリングを語る人」とか。…ないか。「８０１ちゃん」の好みはあくまで二次元だし。　あ、昨日のコミケはお疲れさまでした。「世田谷ボロ市」においでいただいた皆さま、ありがとうございます。　新刊「二次元噂八百　２」と「持込登龍門」はそこそこ売れてよかった。余った分は来週のコミティアに持っていきますが、「持込登龍門」の方は在庫が少ないのでちょっと心配。増刷かけるには時間がないし。…だけど、４コマ集「起承転没」は売れなかったなあ。　それでは来週の日曜日、コミティアでお会いしましょう。　…そういえば、前回のコミティア、８０１ちゃんの作者の小島アジコ先生と、スペースが隣だったんだよな。観察していると、小島先生に挨拶に来る人来る人、「売れてますね～」とか「もうかってるでしょ？」みたいな話ばっかりしているので、小島先生半分うんざりしながら「いや全然もうかってないですよ」とか「自分なんてまだまだで」と、謙虚に振る舞っていて、自分なんかは「やっぱり売れている人って腰が低いんだなあ」と感心していたのだった。が、たぶんそのころには「アニメ化」話はされていたんだなあ。　…うーん、くやしいぞ。マジで。

2008/08/18

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夏コミ終了。

　たった今、帰ってまいりました。　いや疲れた。日中は陽も差さず涼しかったのが、帰りは一転して大雨。　反省は明日にでもします。　本当に疲れました。

2008/08/17

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局地的豪雨

　夏コミ二日目。　昨日と同じく、蒸し暑くてダレている所に、突然のスコール。　見る見るうちに地面が水たまりになり、気温が下がっていった。　今月号の「中央モノローグ線」で小坂俊史先生が「東京が亜熱帯化してきたからスコールみたいな雨が降るようになった」と言っていたけど、まさにそんな感じだった。　しかし、世田谷のうちに帰ってくると、雨なんて降った形跡無し。　やはりスコールだ。　さて、明日は夏コミ三日目、サークル参加してきます。　スペースは「東リ５２ｂ」世田谷ボロ市です。足を運んでいただいた方に、「昭和噂八百」の絵はがきを差し上げます。数に限りがあるので、欲しい方はお早めに。

2008/08/16

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男塾のウワサ

　「昭和噂八百」更新されてます。　ガセの第１３週は「魁！！　男塾」の巻。　携帯でソニー・デジタルのサイトからダウンロードしてください。　とりあえずこれで「昭和噂八百」はひと区切りです。また近いうちにお会いしましょう。

2008/08/15

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新刊の表紙です

　遅くなりましたが、夏コミ新刊の表紙をアップします。　　「二次元噂八百　２」と「持込登龍門」です。　３日目「リ　５２ｂ　世田谷ボロ市」でお待ちしてます。

2008/08/14

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バクマン。

　遅ればせながら、ジャンプの新連載「バクマン。」を読んだ。　いきなり出てきた「だが断わる」というジョジョのセリフ。　４年前、大亜門先生が「無敵鉄姫スピンちゃん」の中で「読者がジョジョを知っていることを前提にするなよ」と言わせたツッコミがあった。しかし「バクマン。」では、なんの前触れもなく　「だが断わる」だ。　主人公の最高（もりたか）も秋人（あきと）もマンガ好きだから、発して通じたセリフなんだろうけど、この１年で「ジョジョ」を取り巻く環境は大きく変わった。いうまでもなくちょうど１年前に放送された「アメトーーク！」での「ジョジョの奇妙な芸人」が原因だ。それ以降の「だが断わる」は、「ジョジョの岸辺露伴」のセリフじゃなくて、「ジョジョ芸人（スピードワゴンの小沢）がテレビで言ったセリフ」だ。だからこの二人は「マンガ好き」というより、ただの「バラエティ番組好き」にしか見えない。　もちろん、岸辺露伴は「ジョジョ」の中ではマンガ家だし、小畑先生と荒木先生はごく最近集英社文庫の表紙を描いたつながりもあるから、一概にそうとはいえないけど、やっぱり「だが断わる」は、今や「テレビのセリフ」なんだよなあ。　…じゃあ、ここで最高に「ジョジョ」ではなくて「サイボーグじいちゃんＧ」のセリフを言わせればよかったのかというと、そうすると読者がついて来れない（自分も）から、これでいいのかも。　しかし「このままだとオレは歯車、だからマンガ家になった」というおじさんのセリフを思い出してマンガ家の道を選んだ最高。小畑先生、大場先生がジャンプの歯車ではないとは誰が言えようか。

2008/08/13

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なか見！　検索

　アマゾンの「人間噂八百」に、「なか見！　検索」機能がついています。http://www.amazon.co.jp/人間噂八百-足立-淳/dp/4819110020/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=books&qid=1210612292&sr=8-3　表紙をクリックしていただくと、本文の何ページかがご覧いただけます。　その中でも、索引一覧と裏表紙の見返しを見ることができるとは、この機能をつけた人は「分かっている」感じがします。　ぜひご覧ください。

2008/08/12

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すぐチャンネルを変えるCM

　日産ノートのCM。　ちなみに、春先まではコンタックのCMだった。

2008/08/11

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この商品欲しい

「らき☆すた懐中時計の販売停止及び回収のお知らせ」 http://www.broccoli.co.jp/topics/080805_rakisutaclock.html「四時のポイントがずれているため、目盛りの配置数が違っています」「十時のポイントがずれているため、目盛りの配置数が違っています」　すごい。いまどき、こんなウカツなミスはない！

2008/08/10

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またまた亀子のぶおさんが

　毎週土曜日に「エンタの神様」を見ることが、自分にとってこんなに楽しみになるとは。　亀子のぶおさんが出るようになってから。　これで３週連続出演。　今週なんか、「大反響を呼んでいるのはこの男～！」ですよ。　コピーが「賛否両論」から「絶賛」に変わるのは、エンタ的には「推し」の芸人系譜なんです。古くは波田陽区とか、桜塚やっくんとか、最近では世界のうめざわとか。　

2008/08/09

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たこ八郎の巻

　「昭和噂八百」更新されてます。　第１２週は「たこ八郎」の巻。　携帯電話で、ソニーデジタルの「アニマックス」サイトからどうぞ。

2008/08/08

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暑い。

　なんだろう、今日の暑さは。　こうも暑いと、考える気力が失せる。　今仕上げなければならないネームもないし、夏コミ原稿はずいぶん前に入稿したし、さしあたって特に考えないとならないことはないんだけど。　この暑さはなにかしら焦らせる。

2008/08/07

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コメントを見る

　自分の連載「昭和噂八百」を配信しているソニーデジタルのサイト、「アニマックス」と「まんちゅ」。　それぞれ、マンガに対してのコメントがぼちぼちつくようになってきました。携帯サイトは読者の反応が分かりづらいので、コメントがつくと嬉しい。「まんちゅ」の方が購読者数が多いのか、コメントも若干多め。　で、その内容はというと、「面白いです、似ていないけど」。　…昔といっしょー！

2008/08/06

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サンクリ当選

　まだ２ヶ月も先の話ですが、サンシャインクリエイション４１、当選しました。　１０月５日、池袋サンシャインシティーＢホール　ウ１６ｂ　です。　お待ちしています。

2008/08/05

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新庄剛志のまき　パート２

　サイト「黒髪キャラ保存委員会」で、「人間噂八百　ガセの五十五」を更新しました。http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/7289/d-index.html　「新庄剛志のまき　パート２」です。　「パート２」なのは、人間噂八百の「ガセの１１　新庄剛志のまき」が本来は二本立ての予定だったからです。　もし単行本「人間噂八百」をお持ちでない方は、この機会にお求めください。

2008/08/04

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赤塚先生とあだち勉先生

赤塚不二夫さん死去 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080802-00000020-maip-soci　大物が死んだことで、形だけの弔辞を述べるのは簡単だ。　けど、自分としては、あだち勉先生が亡くなった時の方がショックなのです。いや、同姓という事じゃなくて。あちらは漢字で書くと「安達」だし。　自分は小学生時代、普通に赤塚マンガを読んでいた。周りのみんなと同じく。「面白いマンガ」として。なんの屈託もなかった頃だ。田舎のただの子供として、ごく普通にマンガを。　そんな自分のマンガに対するスタンス（大げさ）に、転機が訪れたのが中学生になってから。当時は中学生・高校生用の学年誌として、学研の「コース」と旺文社の「時代」があったのだけど、その中で特に熱心に読んでいたのが「中二コース」。　あだち勉先生は、４ページくらいの読者ページを担当していたが、そこで読者のハガキを紹介する一方で、「赤塚不二夫のアシスタント時代の話」とか「赤塚不二夫の他のアシスタントの話」とか「赤塚不二夫周辺のタレントの話」を、毎月毎月、延々とやっていたのである。ませた読者の方も心得たもので、「育ててもらった赤塚先生を悪く言うな」とか、「弟に抜かれてひがむなバーカ」みたいな、勉先生を「なじる」ハガキが、これも毎月誌面を賑わせていた（たしか当時、中一コースの方には勉・充の兄弟が同時にマンガを連載していたが）。　その読者ページを毎月読んでいたおかげなのかどうか、自分はマンガ家を「読者に夢を与えてくれる聖人君子」とはとても思えなくなった。どちらかというと、悪い遊びを教えてくれる「近所の不良のあんちゃん」というイメージだ。そして、そのあんちゃんたちの親玉としてずーっと君臨していたのが、赤塚不二夫先生なんだろう。　だから、赤塚先生に「夢を与えてくれてありがとう」なんて、通り一遍な弔辞は言えない。もちろん、赤塚先生から夢しかもらっていない人は、そうとしか言えないだろうけど、自分はそれ以外のものをずいぶんもらった、というより「詰め込まれた」感じだから。先生のアシスタントを通して。

2008/08/03

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