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カテゴリ:マンガ
ここ数日している話の続き。
3年ほど前、2005年の春か夏頃にマガジンに持ち込みに行ったときに聞いた話。自分の原稿を見て担当さんは「面白いけど、ウチ向きじゃない」と言った。それはどういうことですか、と訪ねると、画力や構成力の未熟さももちろんだけど、それ以前に「あなたのマンガは雑誌よりも単行本で読ませる作風だから」と。 そのへんをもう少し聞いてみると、同じ水曜日に発売される「週刊少年マガジン」と「週刊少年サンデー」、読者層も似ていてガチンコのライバル、だけど雑誌ははるかにマガジンの方が売れている。だけど単行本が売れてない。いまだに一番売れているのが「はじめの一歩」という状態をどうにかしたい、とその人はおっしゃっていた。もっと「ネギま!」とかCLUMP先生の単行本とかが売れてほしい、とも。一方サンデーは、雑誌は売れてないけど単行本は売れるので(雑誌が売れてないことは)気にしていないんだとか。で、その時に例に挙げた「サンデーの中で単行本が売れている作品」が、コナン、犬夜叉、そしてガッシュだった。 なるほどなー、と思った。その1年前まで、あるコンビニでバイトしていた時も、水曜日にはサンデーはマガジンの3分の1くらいしか納品がないし、一方で単行本の発売日にはコナンやガッシュは山ほどくるのに、マガジンコミックスはどれも3冊くらいだったのが不思議だったのだけど、そういうことだったんだ。 …えー、単行本「人間噂八百」のソデに描いてある、今、自分が出版を画策している「持込登龍門」とは、こんな話ばかりでてくる内容です。なんで持ち込みに行っておきながら各編集部の内部事情ばかり聞いてくるのか、自分でも分かりませんが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/06/11 08:52:37 PM
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