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2008/08/03

 
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カテゴリ:マンガ
赤塚不二夫さん死去
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080802-00000020-maip-soci


 大物が死んだことで、形だけの弔辞を述べるのは簡単だ。

 けど、自分としては、あだち勉先生が亡くなった時の方がショックなのです。いや、同姓という事じゃなくて。あちらは漢字で書くと「安達」だし。

 自分は小学生時代、普通に赤塚マンガを読んでいた。周りのみんなと同じく。「面白いマンガ」として。なんの屈託もなかった頃だ。田舎のただの子供として、ごく普通にマンガを。

 そんな自分のマンガに対するスタンス(大げさ)に、転機が訪れたのが中学生になってから。当時は中学生・高校生用の学年誌として、学研の「コース」と旺文社の「時代」があったのだけど、その中で特に熱心に読んでいたのが「中二コース」。

 あだち勉先生は、4ページくらいの読者ページを担当していたが、そこで読者のハガキを紹介する一方で、「赤塚不二夫のアシスタント時代の話」とか「赤塚不二夫の他のアシスタントの話」とか「赤塚不二夫周辺のタレントの話」を、毎月毎月、延々とやっていたのである。ませた読者の方も心得たもので、「育ててもらった赤塚先生を悪く言うな」とか、「弟に抜かれてひがむなバーカ」みたいな、勉先生を「なじる」ハガキが、これも毎月誌面を賑わせていた(たしか当時、中一コースの方には勉・充の兄弟が同時にマンガを連載していたが)。

 その読者ページを毎月読んでいたおかげなのかどうか、自分はマンガ家を「読者に夢を与えてくれる聖人君子」とはとても思えなくなった。どちらかというと、悪い遊びを教えてくれる「近所の不良のあんちゃん」というイメージだ。そして、そのあんちゃんたちの親玉としてずーっと君臨していたのが、赤塚不二夫先生なんだろう。

 だから、赤塚先生に「夢を与えてくれてありがとう」なんて、通り一遍な弔辞は言えない。もちろん、赤塚先生から夢しかもらっていない人は、そうとしか言えないだろうけど、自分はそれ以外のものをずいぶんもらった、というより「詰め込まれた」感じだから。先生のアシスタントを通して。






Last updated  2008/08/03 06:04:33 PM
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