2010/11/23(火)14:24
再考! 最高! 「メイド刑事」!
新宿のコミックZINに行く。
「このライトノベルがすごい! 2011」が出ていたのを見て、もうそんな時期なのか、と思った。
このライトノベルがすごい!(2011)
いつも毎年毎年、なんだかんだ言いながら買ってはクサしていた「このラノ」だが、今年は違う。今年の「このラノ」は素晴らしい! すごい! おススメだ! なぜか!
「イラストレーター部門・第1位」が、灰村キヨタカ/はいむらきよたか先生だから!
そして、「灰村キヨタカ/はいむらきよたかギャラリー」でドーンと使われているイラストが、3点とも「メイド刑事」(早見裕司/はいむらきよたか/ソフトバンクGA文庫)だから! 素晴らしい!
ライトノベルは、中身の文章も大事だがそれと同じくあるいはそれ以上に「イラスト」も大事だ。だから「このラノ」は、賞を毎年「作品」「作者」「イラスト」と、3つの部門にわけている。で、今年はその3つとも「とある魔術の禁書目録(インデックス)」。だから「イラスト部門」の灰村先生も「メイド刑事」ではなく「インデックス」に票が入ったのだと思うけど、ギャラリーで使われたのは「メイド刑事」。
そんなわけで、久しぶりに「メイド刑事」の話をする。
以前から何度も言ったが、私は「メイド刑事」が大好きなのだ。シリーズ最終巻の9巻が出て、もう1年以上経つが、いまだあれを超えるライトノベルはない。というより、これまで私は何百冊もライトノベルを読んできたけど、面白さ、読みごたえ、人にお勧めできる度、どれをとっても「メイド刑事」がナンバーワンでありオンリーワンである。金字塔。もっとも、早見裕司先生のライトノベルは他の作品も面白いんだけど、9巻までボリュームのある作品はない。1巻1巻、平易な文体で書かれたごく普通の都市でごく普通の人々が紡ぐ普通の社会の物語。なのに、次から次へと起こる事件に読者は一時も気の休まることはない。気がついた時には1巻を読み終えて、その物語に自らを知らず投影している自分に気づいて、どっぷり疲れる。おそらく、今のいわゆる「ライトノベル」に読者の抱いているであろう不満。なんか物足りないなーと思う人がいたら、「メイド刑事」シリーズを読めば一気に解決する。そして、灰村キヨタカ、いや「はいむらきよたか」先生のリアルな絵柄は、学園都市とか超能力とかの「作られたセカイ」より、現実の都市、ビル、山中、河原、そういう「よくある風景」の方が似合うのだ。
「メイド刑事」は昨年テレ朝でドラマ化もされた。とても面白かったが、残念なことにラノベ読者はあまり知らない。はいむら先生のブームが来ているなら、「メイド刑事」こそアニメ化を。「メイド刑事」があれば、「インデックス」もいらなくなるし、ついでにTBSの木曜深夜のアレもいらなくなるじゃないか。
メイド刑事
メイド刑事(2)
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メイド刑事(8)
メイド刑事(9)
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