|
カテゴリ:アニメ
アニメの熱心なファンたちの間には「2話切り」とか「3話切り」という言葉がある。
新しく始まったアニメは、とりあえず2話か3話くらいまでは見て、つまらなければ(もしくは気に入らなければ)以後は見ない、という意味である。 ということは、2話か3話までは見てくれるということか。恵まれてるなあアニメ界。 マンガ界はそうはいかない。全てのマンガは「1話切り」される運命にある。雑誌に載るマンガは、よほど有名な先生の作品でなければ、いきなり連載ではなく、まず最初は「読み切り」だ。それの評判が良ければ、いくつもの会議を経てようやく「連載」になる。しかしそれも、第1話のアンケートが悪ければ容赦なく打ち切られる。 アニメの新番組をいろいろと見てみると、なるほどさすがに第1話は気合いが入っているのがほとんどだ。「これはゾンビですか?」や「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」の第1話は、「次も見ないと」な気にさせられる。前クールで言えば「ミルキィホームズ」の1話なんかはまさにそうだった。しかし他の作品、例えば「魔法少女まどか☆マギカ」はどうだろう。「みつどもえ増量中!」は第1話は反則手だったので置くとして。 「魔法少女まどか☆マギカ」。これを書いている1月22日現在、3話まで終わったというのにまだ主人公が魔法少女に変身していない。魔法少女になったのは主要キャラ4人の脇二人、変身シーンもあったのは二人のうち凡庸な方。ホームページなどを見ても、いまだに「シャフト×蒼樹うめ」以上の売りがない。こういう「魔法少女もの」って、あまり詳しくはないけどまず最初に主人公が変身するもんじゃないのか。3話目のラストで起こった「事件」、これがおそらく主人公が魔法少女になることを決意するきっかけになるんだろうけど、変身するまで引っ張りすぎだ。日常ー事件ー動機ー変身、ここまでを1話に収めることはできなかったのだろうか。 マンガでこれをやると、「ネームが長過ぎる」と言われて没、なのだ。「せっかくの新連載、巻頭カラーで大増50ページなんだから、変身して敵を倒すまで描かないとダメだろう」なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アニメ] カテゴリの最新記事
|