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Day8

[Day8] 8月15日(火)

今日は昨日と違って集合時間が早い。
ホテルのオーナーさんにお願いして、昨日のうちに部屋に届けてもらった朝食を食べる。
いつもならコーヒーをお願いするのですが、寒い山に登るのに、温かいお茶があるほうがいいよ!との知人のアドバイスに従って、コーヒーでなく紅茶をお願いしておきました。
ポット1杯のお湯と数個のティーバッグで紅茶をいれ、朝食をとり、残りは少ししっかり目に砂糖を加え、それを空いたペットボトルに入れて登山用にする・・・なるほど。

そういえば、朝食を前日に用意して欲しいとお願いしたら、「サンドイッチの中身は何がいい?コーヒー?紅茶?果物はつける?」など聞かれた。
コーヒーor紅茶は聞かれると思ったが、サンドイッチの中身を聞かれるとは思わなかった^^;
え?と思っていると、ハムチーズでいい?と聞かれたので、じゃあそれでw願ったり叶ったりだわw
果物は、迷っているうちに、「じゃ、付けとくよ!」と決定w
結構しっかりと持ってきてくれて、サンドイッチは2つありましたが、ひとつで十分だったのでもうひとつはお昼用にリュックに入れました。
果物に至っては、小ぶりのりんごと大きなバナナ1本でしたが、サンドイッチの量が多くて食べれませんでした^^;
でもちゃっかりもらっちゃいましたけどw
今日こそ忘れ物がないか確認して、いざ集合場所へ出発!

外に出ると、ちょうどマッターホルンに日が当たり始めていました。
今日は快晴のようだ♪ 上はちょっと寒いかな~?
今日はゴンドラ乗り場が集合だったので、そこを目指して歩きました。
厚着しすぎたか、到着する頃には汗ばむくらいでした。

到着したゴンドラ乗り場には、おそらく同じツアーに参加する人たちが結構たくさんいました。
とりあえず、クラインマッターホルンまでの往復チケットを購入。
昨日の教訓を活かし、今日はちゃんとスイスカードを持参して半額でゲット♪
続いて、係のおじさん(ガイドさん)に、こちらも今日は忘れずに持って来たバウチャーを見せ、担当ガイドさんを教えてもらいました。
今日は昨日のガイドさんより、もうちょっと年上のおじちゃんでした。
自己紹介してくれましたが、相変わらず聞き取れませんでした・・・(汗)

今日のツアーも、昨日と同じく、少人数でパーティーを組んで行動する。
今日は、ご年配のご夫婦と男性が1人、そして私とガイドさんの5人。
皆さんスイスの方でした。というわけで、今日はドイツ語会話。やっぱり私はわかりませ~んw
そして、アイゼンをつけたことがないのが心配だったのと、やはり狙うはガイドさんのすぐ後・・ということで、挨拶した時にアイゼンつけたことがないとガイドさんに伝えました。
問題ないよ!と笑顔で答えてくれました。よし、第1関門クリア。

ゴンドラを乗り継ぎながら上がっていく途中、ガイドさんに話しかけられたけど、英語のスピードが速くてまともに答えられず、諦められてしまいました(T-T)
ご夫婦の奥さんの方と少しだけお話しました。
お二人は昨日、ヘルンリヒュッテへ行ってきたのだそうです。
以前私も行きましたが、とにかく途中の上りがしんどくて、何も考えられずにただひたすら登った私。
この人たちは相当歩けるに違いない・・・やはり私が足を引っ張る可能性大!
大丈夫か?!私!!・・・不安ですわ・・・

ほどなくクラインマッターホルンに到着。幸い高度障害はなさそうだ。よしよし。
ここからいよいよ登坂開始。
まずは身支度を整え、みんなを順番にロープでつなぐ。
昨日ハーネスの使い方を聞いていたので、今日は自分で装着できました。1歩進歩です。
順番は、ガイドさん、私、男性、ご夫婦の奥さん、旦那さんの順番でした。・・狙い通りだ、よしよし。
残る課題はアイゼンをつけること、そしてひたすらついていくこと!もう歩くしかないっ><!!

歩き始めてからしばらくは比較的平らなところを歩く。雪の上だけど、この辺は問題ない。
すっきりと晴れ渡った青空に、くっきりと見えるブライトホルン。
山肌にはたくさんの人が列を成して登っていくのが見える。私もあそこに行くんだね・・・
私達は初心者グループだから、そんなに早くないけど、上級者は速いスピードで登ったりしている。すごいな。
途中に小さなクレバスもあった。
初心者でも登れると言えども4000mピーク。ハーネスとロープの必要性が良くわかりました・・・(汗)

いよいよ、勾配がきつくなる手前でアイゼン装着。
昨日の練習の甲斐あって、スムーズに取り付け完了。ガイドさんにも褒めてもらっちゃったw わーい♪
全員がつけるのを待って、改めて出発。
勾配がきつくなったとたん、息が上がり始めた。くぅ~、なんてこったぁ!
予想以上に、いや予想通りというべきか、心肺能力の低い私・・・(涙)
とにかくついて歩くのが必死!
アイゼンをつけて歩く時、慣れないうちはひっかかってうまく歩けないと聞いていたが、雪が適度にやわらかく、さほど深くなかったこともあって、それはほとんど気にならなかった。
ただ、足を置く位置を間違えると足元が崩れ、前に進めないない上に体力消耗・・・これだけがしんどかった。
極力ガイドさんの足あとを追いかけるんだけど、やっぱ歩幅が違うでしょ?
ホントに、ただひたすら足場の良いところを瞬間的に選んで歩くのみ。そこだけに集中してました。
酸素交換が十分じゃないんで、ちょっとボーっとしてる感じもありましたしね。
それしか考えられなかったというのが正直なところかもしれません。

すぐに息が上がった割に結構頑張ったんですが、もう少し!(山頂まであと10分くらい)というところで本当にしんどくなって、フラフラしてしまうことがありました。
でも、止まってしまわないように、ハーネスにつけたロープをガイドさんがぐいぐいと引っ張り、半ば引きずられるように前進(滝汗)。
そして、ついにブライトホルン山頂に到着!!やったぁ~!
ガイドさんが「到着したよ!頑張ったね!」とハグしつつ頭をなでてくれました。
パーティのほかの皆さんともハグしあって、お互いの健闘をたたえあう・・・すごい達成感だぁ~!
到着して2~3分もしたら呼吸も整って、楽になりました。自分でしんどいと思ったところから限界まで、結構余力があることを知りました。
写真を撮って、捕食をして。しばらく山頂を堪能。
ガイドさん、ここまで連れてきてくれて、ありがとうございます。本当に感謝です。m(_ _)m

さて、下りは順番が逆になり、ご夫婦のお父さん先頭。
ガイドさんは私を結構気にかけて、何度か声をかけてくれましたが、下りは楽々。全くもって問題なくおりました。
やはり私の体力は、心肺機能に高依存のようです(汗)
途中でアイゼンを脱ぎ、そして雪原を歩く。あっという間に下りてきてしまったなぁ~なんて思いました。
あ、でも最後の最後、ゴンドラの駅までの上りが、またちょっとしんどかったっけ^^;;;
ホント、上りにはとことん弱いようです・・・(汗)

無事にクラインマッターホルンの駅に到着。
氷河の洞窟に寄っていかれる他のみなさんとはここでお別れ。
本当にお世話になりました!みなさんのおかげで、私は無事にブライトホルンに登頂することができました。感謝です!!

さて、街まで下って、一旦ホテルを目指す。
今日8月15日は、フォルクローレフェスティバル。
午後2時から、スイス国内のいろんなところから集まった人たちが民族衣装でパレードする。
すでにアルプホルンを持った人や民族衣装の人たち、そしてパレードを待つ人たちが駅前通りにちらほら。
そんな人たちの写真も撮りつつ、忘れちゃいけない、バイヤードのソーセージ!
ちょうど時間的にもお昼時で、いい感じだ^^
道沿いで焼いてるにおいの香ばしいことっ!いつ食べてもうまいねぇ~♪
ソーセージにがっつきつつ、ホテルに帰りましたw

着替えて、写真撮影モードに切り替え、ホテルを出発。
バーンホフ通りはいろんな旗がなびき、にぎやか。
さっき通った時にはまばらだったのに、さすがにパレードの始まる時間が近づいて、人出も多くなっている。
通り沿いのホテルの窓から見てる人なんかもいました。
パレードが始まると、次から次へといろんな町のグループが来ました。
踊ったり、歌ったり、演奏したり、老若男女、ホントにたくさん!
私、いい感じにお年をめされたおじいちゃん、おばあちゃんと言われる世代の人たちが好きで、民族衣装でお洒落をして歩く彼らを見ると、こっちまで幸せな気分になりました。
子ども達ももちろんかわいかった。パレードの子ども達もそうですが、沿道で見てる子ども達も。
興味津々で見入ってる姿がかわいい^^
最後に来た消防団の人たち、ランダムに放水するから、さあ大変!みんな濡れますw
子ども達もおおはしゃぎw こりゃ楽しいわな^^

パレードが最後に到着する広場には、特設ステージやテーブルが設けてあって、ステージではグループごとに演奏や踊りを披露してました。
中でも兵士に扮装した人たちが、発砲(?)のデモストをしたんですが、結構でかい音でびっくり!
この方達、その後街中でもやってたんですが、その時は、ひとりだけタイミング早く撃っちゃって、演じてる人たちが笑いをこらえるが大変そうでしたw
もちろん見てた人たちは笑ってましたよw
のどかで、楽しくて、かわいらしくて、とっても幸せな気分になれました。
世界がずっとこんな感じならいいのになぁ~と思わずにいられませんでした。
かなりたくさん写真を撮りましたが、ちゃんと撮れたかどうかは帰ってからのお楽しみです・・・(なにしろ銀塩なんでw)

夕方、お借りした登山道具を返し、ツェルマット最後の夕食へ。
諸事情で遅くなる知人と、昨日のレストランで待ち合わせをすることに。
向かうと、ちょうど入口にシェフがいた。
ふたりで昨日から履いているMBTについて、履き心地なんかの話をしていると、閉店のため外の展示商品を片付けに来たお隣の木彫りのお店のおじいちゃんも、興味津々で話に加わったw
街中で結構MBTは今話題だと聞いてはいたが、ホントだよ、しかもおじいちゃんも!すごいなw
ひとしきり話して、外もなんだし・・ということで、お店の中へ。
お店の端っこの席で、コーヒーをもらってしばらくすると知人も登場。

今日は、ヴァリス特産の干し肉が食べたかったので、夕食のつもりじゃなかったんですが、お願いしました。
そして、それならコーヒーじゃなくて、白ワインでしょ!ってことで、そちらもオーダー。
白ワイン片手に、干し肉やチーズを食べる・・・至福です^^
ちょうど私の座っていた席からは、フロアの全体が見渡せる感じでした。
何組か、日本人のお客様もいらしてました。
やはり時期が時期だけに、結構お客さんが多いなぁと思っていたのですが、思ったほどじゃないよとのことでした。
シェフやウェイターのハーティーさんが、結構気を遣ってくれたらしく、時々声をかけてきては、冗談を言ったりしてくれてました。
忙しそうに、テキパキと働きながら、気を遣ってるふうには見えないように、でも気遣ってくれる・・いや~またしてもホスピタリティ、感謝です。

今日のブライトホルンの話などをしながら食事をしていたのですが、途中からひと段落したのか、シェフも加わって、日本語の話になりました。
これを日本語では何と言うか、といった感じで、単語や表現の話をし、シェフはちゃんと書き留めてました。
すばらしい!ドイツ語、フランス語、イタリア語、英語はあたり前。さらに日本語も・・・頭の下がる思いです・・・(汗)
私が、「お疲れ様です」というと、それはどういう意味?と聞かれる。知人が、英語やドイツ語にはそれに相当する表現はないと説明してました。
そういえばそうですね。
辞書で「お疲れ様」と引くと、「Thank you」と出てくる。これってちょっと違う。
言語は文化を反映しているわけで、その辺の違いっておもしろいなぁ~と思いました。
これをきっかけに勉強を!・・・と、うまいこといけばいいんですけどね(滝汗)

最後に写真を撮らせていただきました。
実はシェフの写真は以前にも何度か撮らせて頂いたことがあるんですが、手元しか撮ってなかったとか、顔がボケてしまったとか、そんなんばっかり(汗)
今度こそは!ってわけです。
シェフには、ラクレットのチーズを手に持って構えてもらい、カウンターの中に私も入れていただいて、一緒に撮らせていただきました!
今度はピントは大丈夫のようです!
そして、ハーティーさんとも。
すると彼、カウンターの丸椅子をポンとひとつだし、自分がそこに座る。
へ?と思っていると、「彼女はここに座る!」と、ニコニコしながら自分の膝を指すじゃないですか!
まぢぃ~!?なんとサービス精神旺盛(?)なんだ!(爆) 
ええ、遠慮なく、しっかりと膝に座って写真撮らせていただきましたよw
フロアには他にも日本人の方がいらしたので、なんだかギャーギャー言って騒いでるよ・・と思ってみていらしたに違いない(滝汗)
まぁ、旅の恥はかき捨てっ!ってことで、勘弁してください^^;;
本当に、おいしい食事に、楽しいお話、何度来てもまた来たくなる、素敵なお店です!
ありがとうございました!

最後の最後まで楽しませていただいて、お店を後にしました。
明日は朝から電車で移動なので、知人ともこれでお別れ。
滞在に際し、この度も微に入り細に入り、お世話になりました。ありがとうございました!
明日も寝坊しないように、早く寝なくちゃ!
う~ん、疲れたぁ~!バタン、おやすみ3秒・・・Zzzz・・・


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