テーマ:和のある暮らし(114)
カテゴリ:和 物
以前、照明作りの教室に通っていたのですが、ここで初めて紙漉体験をしました。自分で漉いた和紙で照明を作るのですが一枚の和紙を漉くのにも随分と時間がかかり、紙漉職人さんは本当に重労働なんだなって身をもって感じました。
去年は、京都で和紙の明かりを制作している会社へ見学に行ってきました。「これが和紙?」と、目を疑うくらいの作品ばかりであらゆる手法、技術が織り込まれどれも素晴らしいものでした。 作品は近代的なデザインであっても、和紙そのものを作るのは古くからの紙職人さんの手によるものだとか。この会社のオーナー・堀木エリ子さんは、あちこちの紙産地に足を運び確かな腕ももった職人さんを探し出したそうです。この技術があってこその作品作りだと言っていました。 今の人達の感性と、昔の人達の技術とががうまく重なって作り出されたというわけです。和紙からこぼれる明かりがやさしいのも、手仕事ならではのぬくもり。秋の夜に、ぽっと灯してみたくなりますよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.02 16:02:46
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