懐かしの家族HP

2006/11/29(水)17:00

富士山にはジェット機が似合う

拙い画像ですが、遠く土浦に住む謙佑ほかの皆さんにお送りします。 「反戦アレルギー(戦争アレルギーか)」、「核アレルギー」という言葉を初めて知ったのは、高校時代、当時購読していた読売新聞だったか。そう思ったが、どうも初めて耳にしたと言い換えたほうが正しい記憶ではないかと思えて来た。 兄が教えてくれたのだ。「日本人は戦争アレルギー、核アレルギーがある。だから、自衛隊のこととなると、たちまちそっぽを向く者が多いから、うんざりする」 こう言った気がする。 私は過去何回も地元で楽に見られる霊峰富士の季節折々の姿を掲載して来たが、ほとんど毎朝教室の机に向かい、窓から見える富士山を、相変わらずの見飽きた風景だと、罰当たりなことを常に思っていた。 だが、富士山の姿に毎日のように最も感激の様子を言葉にして聞かせるのは母である。 その母は一週間ほど前から、何度目かの腰痛を訴えるようになり、そろそろ庭木の落ち葉拾いも無理かと思うこのごろだ。 母が腰のつらさを感じぬ時は、雨降りでない限り、ほぼ毎日、家の周囲の落ち葉拾いに専念する。 そこへ遊び人の私がヘルメットを持って、出てゆくと突然「ひろちゃん、ほらあそこ見てごらん ! 」と大きな声で、その方向を指さすことがある。 小さいが銀色に光る機体が見え、その機体が真っ白な飛行機雲を引いて、相当なスピードだろう、青く澄んだ高空に、絵筆で真っすぐな筋を描くように見事な風景を作り出す。 母が「あれはどんな飛行機なの ? 」と聞くから、「ジェット戦闘機か練習機の類いじゃないかな」と、いい加減な返事をする。 富士山を見ていると必ず風景に花をそえるのが、このジェット機と時に飛行機雲である。旅客機とおぼしきものが飛ぶのも、毎朝のことである。 私はいわゆるメカニズムに疎いので、間違いかも知れないが、時に飛行機雲を引いて飛ぶ銀翼のジェット機が、その場では爆音を発しないことがある。 ジェット機のややあとから、爆音だけが追いかけていくのが聞こえるから、超音速、マッハ1を超えて飛んでいるかも知れないと想像するのみだが、ここ静岡県富士市からは、毎朝ジェット機のキラリ輝く機体をはるかに望むことが出来る。 たまに自衛隊かどこかのヘリコプターが三機ほどで編隊を組んでバリバリバリとこれまた迫力に富む音を発して頭上を飛びゆく時は、ジェット機より低空だから、カーキ色の機体などがかなりよく見える。 富士山に航空機。これは実はなくてはならぬ風景だと、地元の私と少なくも母は思うが、例の反戦平和主義者がこの日記を見たら富士の景色のみ評価し、文章には幻滅するだろうが、柔軟さに欠けると言っておく。 本当は、富士山とジェット機の両方をカメラに撮りたいのだが、デジカメや普通の一眼レフでは無理だろう。 なお、最初の画像の富士山はアップし損なった10月撮影の雪のない姿である。 本日夕刻(11月29日午後4時半ごろ)撮影の富士山です。

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