ラストサムライ/信念を持って生きる
ラストサムライを見に行った。結構よかった。かなり気に入った。どうよかったかというと・・・サムライ精神、武士道精神に焦点をあてた映画だったが、どういったスピリットを持って生きるかは人それぞれだと元来考えている。ただ、とことんまで、どう生きるべきかを考えて答えを見つけた人、つまり信念を持って生きる人に心打たれた。この映画の中で、サムライ達は信念を持って生きている。一方、明治維新の中で西欧文化を取り入れようとしている役人らに、信念というものがあったとしても、少なくともそれはサムライ達のそれと比べて非常に薄っぺらなものだった。そして最後のシーンで自分の信念に従って、命をも賭けて戦い向かうサムライ共にたじろぐのだ。いつの時代も自分の信念を貫いて生きる人、死ぬ人はかっこいい。ただこの映画を見て改めて思ったのは、昔の日本には、そんなかっこいい人たちが、集団でいたということだ。何千、何万という武士達が、同じ信念のもと、生き、戦い、死んでいったのだ。そして信念の下、名誉ある死に方をしたかどうかが最後の問題となる。それが彼らの幸せであり、プライドとなる。価値観が多様化する現代。色々な生き方があり、信念もある。流されやすい私はついついふらふらしてしまうけれどその時、その時、どう生きるか、という命題からいつも逃げずに生きていきたい。この日記を書き始めたときに”いつ死んでもいい”っていう人生を送りたいって書いたけど、それには自分をしっかり見つめた生き方が不可欠なんだろうな。これまでどっちかっていうと、そういうことをやってきた方だと思っているけどでもその信念の為なら死ねる!みたいな確固たる信念はまだ見出していない。信念まではいかないけど、でも、自分がどういう生き方をしたいの?っていう部分、起業するためにはさけて通れない。起業って自分探しなんだよなーってつくづく思う。こういうこと考えるの結構好きだから、結構楽しい。そんなわけで、取り合えず、今日にも”死んでもいい”人生を今のところ送っています。でも、もし今日死なないなら、確固たる信念を持って生きる為に自分の生きる道を見出したい。私は幸せにとってもとっても貪欲なのです。きっとこれがしっかりしていないと、お金がいくらあっても名誉がいくらあっても私は満たされない気がするのです。