フォトグラフ

私には５才年下の妹がいます。仲は良いのです。妹は結婚前仙台市に住んでいました。身分不相応に

ワンルームマンションに住んでいました。妹は新聞社に勤めていました。ある時妹は私にスキーをや

らないかと誘いました。私は妹の言うことは大抵聞いていました。スポーツ用品店に行ってスキーセ

ットとスキーウエアーを買いました。妹はペーパードライバーでした。勿論車も持っていません。私

は車馬鹿です。スキーシーズンになると妹は毎週家に帰ってきました。私は新幹線古川駅に迎えに行

きました。妹がマンションに帰る時は仙台まで送っていきました。妹はスキーシーズンが終ると、今

度はテニスをしようと誘いました。私はエレエッセのテニスシューズと硬式用のテニスラケットを買

いました。その頃妹は友人の結婚式の三次会で、今の亭主の屑拾い屋の息子と知り合った様です。当

時の私と屑拾い屋の息子とは共通点が多かったのです。妹は私にスキーもするんだ、テニスもすると

言っていたよ。と屑拾い屋の事を言っていました。どうやら妹は私の変わりになる男を探していた様

です。その当時私はこのように思いました。もう私の役目は終わったな。でも屑拾い屋の息子を知る

たびにこのように思いました。妹は駄目な男と結婚したな。屑拾い屋の息子は高校教師をしていま

す。最初は良い人と結婚したなと思いました。ところが日にちが経つと粗が見えるようになりまし

た。長くなりそうなので、これで止めます。写真は子供の頃の私と妹です。