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草原の椅子(上巻) 草原の椅子(下巻) 妻と離婚して娘とクラス中年男性が、ふとしたことから母親から虐待を受けた子供の世話をはじめ、その傍らでであった女性に淡い恋心を抱きながらタクラマカン砂漠へと旅に出るという物語です。 人から勧められてみましたがなかなか面白く、最後まで一気に見入りました。 以下私が気になったところを目盛っておきたいと思います。 1)安心して生きるということ 安心しているということは、能天気に油断しているというのとは違う。 物事に賢く対処し、注意を払い、生きることに努力しながら、しかも根底では安心している。 常にそういう人間であろうと自分に言い聞かせることだ。 2)ゴムホースの原理 一本のゴムホースがあって、そこに絶えず水道の蛇口からの水が流れている限りは、ホースの中にごみは溜まらない、人間を1本のゴムホースとして考えてみると、50歳の人には50年間にわたって溜まったさまざまなゴミがそこに詰まる。5歳の子にも、5年間のゴミができる。 その子が突然壁を見つめて何の反応も示さなくなったということは、そのゴミが流れ出たということだ。 病気が治るとき、一見、悪化したような症状を示す場合がある、とりわけ心の病気の場合にはそれが顕著なのだ。これからも不可解な症状を呈するだろうけど、水をホースの片方からどんどん注ぎ込み続けたら、あるとき、詰まってたゴミののころが音を立てて出ていく、そうしたら、あとは冷たい、きれいな水だけがホースから出続けるというわけだ。 奇異な症状を、ゴミだと見破らなければ、水の送り手は落胆して水を送る力をなくしてしまう。水を止めたら、ゴムホースのゴミはさらに増える。だから、ゴミが出きってしまうまで、水道の栓を締めてはいけない。 3)今日は生きるのにもってこいの日だ 今日は生きるのにもってこいの日だ。生きているもの全てが、私と呼吸を合わせている。全ての声が、私の中で合唱している。すべての美が、私の目の中で休もうとしてやって来た。あらゆる悪い考えは、私から立ち去っていった。今日は生きるのにもってこいの日だ。 4)正しいやり方を繰り返しなさい 正しいやり方を繰り返していれば、いつかそれが自然にできるようになっていく。 正しくないやり方も同じだが、異なるのは、正しくないやり方のほうが人間にとっては楽なのだ。 正しいやり方は、最初は難しいし、何度繰り返しても身につきにくい、だからいつの間にか正しくないやり方へと逃げてしまう。だが、諦めず、ひたすら正しいやり方を繰り返していれば、いつか難なく、それができるようになる。 小説というのは普段読まないのですが、これは人に勧められてためしに呼んでみました。 含蓄のある小説で、いろいろと人生の参考になることも書いてありました。 これからは小説もたまには読んでみようかな。 ---------PR 楽天市場でお買い物--------- 常設 常設 常設 ~9/30 ~9/30 ~9/30 ~9/30 ~9/30 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.13 21:58:59
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