週末JAZZ

KLAUS SUONSAARI

KLAUS SUONSAARI
ヤフーで検索してみてJAZZ CORNERのページでちょうどこのKLAUS SUONSAARIの事がわかったのだが、私と同い年ではないか!
1959年11月7日 フィンランド、ヘルシンキ生まれ。
一挙に親近感が湧いてきた。

このレコードは岡山のLPコーナーから当時通販で買ったもの。
リーダーだけが無名でサイドメンは全員有名。
完全にサイドメンで買った一枚だ。
このデビュー作以降サンサーリは継続的にアルバムを出しており、私も今数えてみると4枚リーダー盤を所有していた。
レコードやCDを買う時の決め手は、自分の好きな曲が入っているとか、注目のミュージシャンがサイドメンで参加しているとか、後はジャケ買いそれ以外に全くの勘で買う時もあったりして要するに何かにつけて買い込むわけですが・・・
この時は100%サイドメンで買ったレコードだといえる。

クラウスは音楽一家のもとに育ち、両親の所有していたサラ・ボーン、エラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデイのレコードからスタンダードを学ぶ。
1974年の夏、ヘルシンキで開かれたミュージックキャンプで正規のドラムレッスンを受け、その後ケニ-・クラーク、パパ・ジョー・ジョーンズ、マックス・ローチ、フィリー・ジョー・ジョーンズ、アート・ブレイキーの奏法を研究する。
すなわち、ケニ-・クラークからはサウンドを、マックス・ローチからは、メロディーとタイムを、フィリー・ジョーからはスイングを、アート・ブレイキーからは
フィーリングを・・・
16歳で「ブルートレイン」というジャズグループに参加し、ポリジャズフェスティバルやフィンランド国内をツアーし、1978年にはNO1の座を得る。
1979年高校卒業後、バークリー音楽院に入学。アラン・ドウソンに師事。
同大学でアレンジや作曲も学び、才能を発揮。
1984年にはビル・エバンスに捧げたニールス・ラン・ドーキーをフューチャーした27人編成のビッグバンドによる組曲を作曲。
1992年にはポリジャズフェスティバルでアーティスト・オブ・ジ・イアーを受賞。
現在は世界各国のジャズフェス、ジャズクラブ、レコーディングで活躍中。

ざっとこのような経歴の持ち主である。
正確なリズムキープの歯切れの良いドラムも悪くはないが、クラウスの才能はどちらかというと作曲に秀でたものがあるといえる。
このアルバム全6曲とも魅力のある楽曲で、それをもとに、BOB BERG,TOM HARRELL,NIELS LAN DOKY, RAY DRUMMONDとクインテットの全員が好プレーを続出。ボブ・バーグは例の調子でファナティックにフレーズを連発しあげ、それに感化されたのか、トム・ハレルもいつもよりホットなプレイ。
トムはこの頃のプレイが個人的に一番好きだ。思索的な面をかもし出しつつジャズ的なスリルに溢れ、音色的にもハリがあり、オリジナリティーを発揮していたと思う。ニールスも鋭意売り出し中の真っ只中ではりきったプレイ。
レイ・ドラモンドもいつものように少し高音の粘りがあるグルービーなサポート。
クラウスのタイトなドラムとユニークな楽曲のもとに全員がはりきったプレイを続出した1980年代にでたポストハードバップの隠れた秀作だと思う。
録音は1987年3月17,18日 NY

6曲とも良好だが、とりわけ3曲目のCASSIE`S TUNEと5曲目のバラードPINK LADYが印象に残る。
2年前、不幸な事故で急死したボブ・バーグにしても快心のプレイが記録された作品だったのではなかろうか?








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