米のとぎ汁はベランダ菜園には向かない?
写真は2リットルのペットボトルに米の研ぎ汁を入れたもの。先般テレビの環境番組で、米の研ぎ汁=汚れた水をそのまま流しており、環境汚染の一部と言うことを発言しており、その解決策として、園芸への使用を推薦していた。確かに、肥料等になるのなら一石二鳥になる。ということで、かなり遅れながらの環境を意識したことをできるという気持ちで今日の行動となった。念のため、というより、この場で「米の研ぎ汁を園芸に使う素晴らしさ」を記事にしようと思って、ネットで参考資料と調べていると、どうも様子が違うのだ。つまり結論としては、ベランダ菜園に米の研ぎ汁はメリットがない。むしろマイナス?つまり、こんな感じた。米はここ20年ほどでかなり精米技術が発達し、市販の精白米にはヌカがほとんど残っていない。昔は豊富に残っていたヌカがとぎ汁に含まれて肥料になったのは事実。しかしながら、現代の市販精白米のとぎ汁は肥料にならない。とぎ汁の成分はほとんどデンプンで、土を固くしてしてしまい、虫がわくなどデメリットのほうが多いのが現実。知識のある園芸家の間では、すでに米のとぎ汁は使わない方がよいと言われている。ベランダ菜園で「土が固くなる」のは致命的の様に思える。非常に残念ではあるが、今回の取り組みについては見送りたいと思う。