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2007年09月18日
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カテゴリ:クラシック
 オペラシティコンサートホール  15:00~
 1階右側

 カンタータ84番 <私は己が定めに満ち足りている>
 カンタータ56番 <我は喜んで十字架の杖を手に取らん>
 カンタータ82番 <我満ち足りたり>
 カンタータ49番 <我、狂おしく焦がれる思いを胸に行き、探し求む>

 ソプラノ:キャロリン・サンプソン
 バス:ペーター・コーイ
 指揮:鈴木雅明

 思えば、バッハ・コレギウム・ジャパンの定期演奏会を聞くのは初めてなのですが、正直言うと、今回の感想としては、演奏は悪くないんだけど、ちょっと遠慮しようかな、という気が少なからず......

 なんか馴染めないんですよね。連休の中日にわざわざバッハなんぞ聞こうという人達だから、というのはあるかも知れないんですが、ちょっと。実は都響の定期公演とかにも通ずる(あ、二期会もこの雰囲気あるな)のだけど、お客さんが全肯定を基本スタンスで臨んでる感があって、ねぇ...
 いや、都響や二期会に比べると失礼なほど上手ではあるのですよ。ただ、なんか、雰囲気がねぇ。悪い訳ではないけど........
 今回初めて知ったのだけど、結構立派な体裁の、でも50ページ足らずのプログラムを作っていて、これが千円。日本の団体でプログラムを有料にしている所、しかも千円ってのは初めて見ました。それで別に変と思わないのかどうなのか。実質、対訳部分以外、多少の解説程度で殆ど中身ないですからね。なんかそういうのも違和感がなぁ。細かい、どうでもいいことなんだけど......

 演奏は、確かに素晴らしいものではありました。何せ右寄りとはいえかなり前の方なので、十分聞けるし。流石に声もいいし、よくコントロールされた表現で、いい演奏でした。
 でも、なぁ.............

 あのですね、私、プロテスタントはもとより、如何なる宗派のキリスト教徒でもありません。そんな私が言うのは明らかにおかしいのですが、なんというか、「いい演奏」なのだけど、信仰が感じられないのですね。
 いい演奏ではあるのです。音楽的には。でも、その音楽に、信仰に基づく祈りとでもいうようなものが、もう一つ感じられないような気が。

 例えばですね。82番のカンタータ、「我満ち足りたり」というのは、一言で言えば現世での生を最早満ち足りたとし、彼岸での救済を乞い願うカンタータなのですが、確かに歌唱は素晴らしかったし、よく整理された演奏ではあるけれど、厭世すれすれでの切実な祈りとでもいうようなものが、極言すれば、まるで感じられないのです。

 多分、私が言うのは間違っているのでしょう。けれど、バッハのカンタータやカソリックのミサ曲というのは、確かに「昔の音楽」ではあるけれど、同時にそれは信仰というものがある限りに於いては「今の音楽」でもあるのです。確かにこの演奏はバッハ演奏としての高い完成度、精度の高さ、研究の深度は誇るだろうけれど、同時に、それとは別して、信仰の表現としての音楽としてどの程度の説得力があるのか。そこのところに限界を感じてしまったのです。
 それを異教徒の私が言うのは明らかにおかしい。でも、やはり、そうした意味での感銘がないのです。Ich habe genung と叫び、神に召されることを願って Welt, gute Nacht! と叫ぶ、その心情が感じられなければ駄目だ、とまでは言わないのですが。でも、日本で随一と目され、高い評価を得ている団体の生演奏でこれなのか、と思うと、この国で「クラシック音楽」なるものを為すことの難しさと、その難しさが殆ど理解されていないという難しさを感じてしまうのも確かなのです。

 或いは、そこまで思うほどでもないのかも知れないですけどね......








最終更新日  2007年09月19日 01時41分01秒
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