ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン& オペラとクラシックコンサート通いのblog

2012/01/15(日)01:31

1/14 ウクライナ国立オデッサ歌劇場「イーゴリ公」

オペラ(344)

 オーチャードホール  16:00~  3階右手  ボロディン:歌劇「イーゴリ公」  [キャスト等は後日]  復活新装成ったオーチャードホールに久々に出撃!  ........なんですけど、先に言っちゃうと、何がどう新しくなったのかイマイチピンと来ないのですが...............トイレ?トイレは新しくなったけど、別に前に比べてグレードアップされた感じではないし........座席も同じ.......エレベーターが設置された風でもないし......(多分。見当たらなかった)  何が新しくなったんだろう?むー。  さて。光藍社恒例の東欧・旧ソ連系劇場引越公演です。年末はこれといった引越公演がなかったのは、光藍社がどうとかじゃなくて、やっぱり震災影響で敬遠されたんでしょうかね。  オデッサ歌劇場。勿論行ったことありません。オデッサ自体行ったこと無いし。リヒテルの出身地!とかいう話はあるけれど、それ全然関係無いし....  今回はイーゴリ公とトゥーランドットの二本立てで、ドサ廻りは専らトゥーランドットの模様。実は今日のイーゴリ公と明日のトゥーランドットを買ってあります。明日はグレギーナが出るらしいのでね。  さて、今日のイーゴリ公はというと、まぁ、「旧東側の田舎劇場に期待されるレベル」を概ねクリアしていたと言っていいでしょうか。そんなもんです。  オーケストラは結構小編成。頑張ってはいましたが、流石にオーチャードホールでイーゴリ公を1st Vn 10本くらいでやるのはしんどいでしょう。合唱が思いの外パワー不足。こちらももうちょっと頑張って欲しいかな、という感じでしょうか。悪くはないんですけどね。  独唱陣も、まぁこんなところかな、といった陣立て。例えばイーゴリ公はまずまず筋のいい歌い方ではあるし、いいとは思うんだけど、オーチャードホールにしてはちょっと力不足かな、とか。もう一歩欲しいよね、という感じ。この辺が良くも悪くも光藍社の旧東側公演クオリティ。それはこちらも承知の上で買ってるので、あまり不満はありません。やはり、イーゴリ公と言われたら、つい観に行ってしまうのも恐らく読まれてます。今回は休日公演ですしね。  ちょっと予想外だったのは、バレエ。イーゴリ公と言えば韃靼人の踊り、ということで、今回の公演は結構手抜き無しのいいダンスを披露してくれました。結構フェッテもあったりして、20人くらいで、群舞に逃げずにしっかりした構成の踊り。一人だけ「あれ?」という感じでしたが、オペラに較べて割と質のいいものだったような。  だって、今回の公演、イーゴリ公は都合3回しかやらないんですよ。トゥーランドットは大した踊りなんてないでしょう?(3幕で、カラフにピンポンパンが「女か?」って言って呼び出す時にバレリーナを使ったりするくらいかしらん?)その割には結構力が入っているなぁ、と。  今回の公演は、プロローグと4幕構成のオリジナルを、3幕の「ポロヴェツ人の陣から逃げ出す場面」を削って、その他4幕なんかも削ったりした上で、前半を「プロローグと1幕」、後半を「2幕と4幕」に構成した形の上演でした。なので、3時間足らずの公演。まぁ、これはこれで面白かったからいいけれど、この短縮公演は流行なんですかねぇ。3幕をやらないと話が繋がらないと思うんだけど.....  まぁ、そういうことはあるにせよ、イーゴリ公は好きなので楽しめて良かったかなと。  ただ、お客の入りはあまり良くなかったような。イープラスとかの特売チケットは出ていなかったように思うのだけど、その割にはお客のノリももう一つだったし、あれはどういうことだったのかな......?

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