ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン& オペラとクラシックコンサート通いのblog

2020/08/01(土)02:24

7/25, 26 小曽根真 Jazz meets Classic

クラシック(570)

東京文化会館 17:00〜 (7/25)  オリンパスホール八王子 15:00〜 (7/26)  モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K488  <アンコール>  小曽根真:MO's NAP  小曽根真:ピアノ協奏曲「もがみ」  <アンコール>  小曽根真:Where do we go from here? (7/25)  オスカー・ピーターソン:Hymn to Freedom (7/26、ハモンドオルガン)  ピアノ:小曽根真  新日本フィルハーモニー交響楽団  指揮:太田弦  どんどん感染者が増えております.....  7/23から26は4連休だった訳ですが、東京では日々200人超えの毎日.....正直、行くのを若干躊躇しつつ、結局車で出掛けました。いや、電車でも問題無いんだろうとは思うんですけれどね....  結局これを書いているのは7/31の夜ですが、この日の東京の感染者数は463人だとか。でも、漸増なんですって。緊急事態ではないんですって。ふぅん.........覚えとくからな.........  まぁ、そう言いながら出掛けてるんだから世話無いって話ですが。  元々この頃はオリンピック開会直後の週末で大騒ぎだった筈なんですが、そんな雰囲気は影も形もなく。元々買ってあったのだけれど、オケは都響で指揮はアラン・ギルバート、ベートーヴェンイヤーに相応しく合唱幻想曲ともがみという組み合わせだったのが、ギルバートは来られず、合唱は飛沫感染の恐れがあるからなのか中止、都響も降りて、こんなメンツになりました。指揮の太田弦という人は弱冠26歳、というのはもうこの世界では学生さんですよね.....勿論初めて聞きます。あちこちで振ってはおられるようですが。  まぁ、こんな状況だし、二度聞くことも無いかな、と思いつつ、結局両方行ってしまったのは、2日目が八王子なので。順序逆だったら多分一度しか行かなかったと思います。八王子の方。わざわざ上野行くのちょっとアレだし。  といって、別に行かなきゃよかったと言ってる訳ではないですよ。  モーツァルトはいつもの通りカデンツァはじめ小曽根節ですが、それほどヤンチャな感じではなかったのは、急遽モーツァルトの、それも23番という結構人口に膾炙している曲に振ったからなのか、まぁそんな感じでもなかったし、1日目と2日目で微妙にカデンツァも変えていたようだから、「そういう風に弾いた」ということなのだと思います。大体が、23番というのも微妙な選曲だと思いますし。久々に改めてこうやって聞くと、確かにこういう時にハマる曲ですね。モーツァルトのこの辺の曲はいい曲が多いのだけれど、皆個性というかインパクトの強い曲揃いで。20番と24番の短調コンビは、曲はいいけれどちょっとテイストが強いし、今回のようなプログラムでは収まりが悪そう。21番は人口に膾炙しすぎてるとも言えるし。23番はその辺の兄弟姉妹に比べると、派手さは無いけれどチャーミングな曲ではあります。  アンコールに、クラリネット独奏をフィーチャーしての、小曽根曰く「モーツァルトに捧げた」曲。Mo's のMoはモーツァルトなのね。  後半は、小曽根作の協奏曲、「もがみ」。どういう符号なのか、この週には最上川流域で大雨になって最上川が中流域中心に氾濫.....九州の大雨とは違って幸い犠牲者は出なかったものの、尋常では無い被害を出したところですが、まぁ、これを聞いている時はそんなことになるとは露知らず。  「もがみ」は確か初めて聞いた曲ですが、うーん.......悪くはないです。面白い。ただ、そうだなぁ.....ドラムは、要らないかな........ドラムって、オーケストラとの親和性が薄いんですよね、やっぱり。クラシックのオケのフォーマットに落とし込んで、ドラムらしい演奏をさせると、どうしても浮いて聞こえてしまうんですよね。まぁ、そういうものだと思って聞くしかない。  そういう意味では、1楽章はちょっと据わりの悪い感じ。それよりは3楽章の方がいいかなと。そして一番すっと収まるのは2楽章。これは結構良かったです。  3楽章は本来は合唱が入るところ、こういう状況なので、ハモンドオルガンの演奏で代替となっておりましたが、これはこれでいいような気はします。  小曽根真のピアノは、今回は大人しめ。これはこれでいいと思います。  オーケストラは.....なんか、初日の「もがみ」で、思いっきりアインザッツがずっこけてたのだけれど、あれはなんだったんだろうなぁ.....

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