デート・ア・ライブ 17 狂三ラグナロク 感想
この記事はデートアライブ 17巻 狂三ラグナロクのネタバレを含みます。まだ読んでない方は読んでから来てね。デート17巻。発売日の19日に購入。2巻連続で狂三さんかと思えば、まさかのニベルコルちゃん!相変わらずつなこ大先生は可愛らしいイラストを描いてくださいます。ありがとうございます。表紙をめくると液体を浴びながら笑みをこぼすニベルコルちゃんが…。これもありがとうございます。えっちですね。あの子は生粋の変態だと思います。カラーイラストだけで毎回ワクワクしますが、今回もまた素晴らしい内容で。士道くんは女の子を部屋に連れ込んだようで。あなたは何人の女の子にちょっかいを出すのですか。原始の精霊とされる澪。この名前すら士道くんが名付け親だったとは…。今回の冒頭では士道の記憶が呼び起せる可能性からスタートします。以前から過去の記憶を失っていた士道くんですが、六喰の天使の力によって、記憶の開錠、記憶の呼び戻しを図るというもの。六喰の天使には登場時から驚かされますが、応用が効きますね。過去の記憶からは、天宮市の空間震の爆心地にいた女性(澪)を自宅に匿い、崇宮澪として家族のように生活します。士道が困っている人を放っておけないのは根っからなのですね。いい人です。今回の小説では崇宮士道としての記憶と、DEMとの総力戦の情景が入り乱れて書かれています。総力戦が始まるまでの美九、二亜、夕弦、耶倶矢での古今東西、エロくないのにエロく聞こえる言葉選手権。始めから終わりまでいじられる耶倶矢ちゃんは最高に可愛いですね。あまりに面白いのでこちらは是非書物を手に取りお読みください。最高ですよ。八舞で見てもご褒美ですね。30年前に起きた空間震の原因、アイク、エレン、エリオットの三人ですが、魔術師だったとは。デートアライブでの魔術師はリアライザを用いたウィザードも指しますが、ここではまた別です。魔術を使える者として。この三人はいた。しかしあるとき、この者たちが住む村が焼き払われます。そこで多くの同胞を失うこととなります。その光景を目の当たりにした三人ですが、この時からキレ者だったウェストコットが行動を起こします。魔術師の為の世界を。人を蹂躙する世界を作ろうとします。その行為の結果、精霊が生み出されました。しかし、精霊の起源が魔術師であり、まさかこの3人であったとは。狂三の分身体から、DEMの全勢力を以てして五河士道を殺すという計画を知らされ、対応策を考える。秘策を思いつくも、神蝕篇帙の能力で事前に悟られてしまう可能性があり、作戦開始の直前まで秘策が告げられることはない。全面戦争が始まり、エレン、アルテミシア、無数のバンダースナッチとニベルコル。そして30隻の空中艦が相手となる。対するラタトスク側はフラクシナスを含んだ空中艦5隻と、限定解除した精霊たちのみ。第三勢力でありながらラタトスク、否士道側につく時崎狂三。CR-ユニットと天使を纏った折紙が、アルテミシアに遅れるという、一体どれだけ強い魔術師なんだ…。日下部遼子、四糸乃、六喰の協力を以てして、アルテミシアを抑えることに成功する。アルテミシア自身も記憶処理を施されている可能性があり、封解主の力にて記憶の開錠を行う。次回からはアルテミシアは味方になってくれるのだろうか。原始の精霊の正体。五河士道の過去。この二つが回収され、ほとんどの伏線は集まったのではないだろうか。しかし最後にとんでもないラストが待っていたからな…。一体君は誰なんだ。友人と話していたことですが、士道自身の優しさは、反転後の人格ではないだろうかという話。人間でありながら霊力を封印できる能力を持っていること。またファントムから与えられたものではないなら、それこそ先天的な精霊であり、元は凶悪な人格を持っているのではないかと。しかしながらその凶悪な状態にて反転し、今の優しい心を持つ少年になったのではないか…と考えたことがあります。それも、今回の話で線が消えたのでよかったです。彼が凶悪な人格の持ち主だったら、誰も止めることが出来ないよ。物語は終盤に向かっていってますね。ここで魔術師の話で膨らむようであれば、まだ巻数的には伸びるのかと思いますが。原始の精霊の正体は発覚しましたし、その行動理由も最後に記載されていたものでいいんですかね。ウェストコットの行動理由も、始めに書かれていたことが理由であればそれもいいんですが、反転結晶を集めるまでする理由はまだ明かされていないかな、と。狂三ちゃんはどうなってしまうんですかね。最後に致命傷負いましたけど、生きてますよね?何はともあれ、次巻が早く読みたいですね。Vitaの方がまるで手つかずだったので、時間を作って攻略したいと思います。