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2002年05月24日
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カテゴリ:演劇
今日の晩、梅田のドラマシティで美輪明宏主演・三島由紀夫原作「葵の上・卒塔婆小町」を見に行きました。
新刊の「ああ、正負の法則」サイン本と公演パンフ買って席に着きました。
席は1列目、斜め前に舞台に上がる用の階段が・・・きっと観客席から上がってくるんだわとドキドキ。
1幕目は「葵の上」。
ご存じ、源氏物語からの出典です。現代版で、舞台は怪しげな病院。光の妻、葵が謎の病気にかかり入院。心配して光が駆けつけるが、夜中に突然暴れ出すと言う奇病でそれ以外は全くの正常であると。毎晩、定刻に美しいご婦人が面会に見えられると言うことを聞き、光は寝ずの番をすると音もなく彼女が現れた。彼女は六条、昔の女。葵を呪い殺すため毎夜苦しめに来ていると告白し、愛してると光になりふり構わずすがりつく・・・。

光:「そんなに誇りを無くしたあなたは初めて見ますよ。・・・・」
六条:「はじめから誇りなんかありませんでした」
の台詞に彼女の愛の深さを感じます。

20分の休憩後2幕目「卒塔婆小町」へ。
去年、蜷川氏演出のを見たので、美輪氏演出はどんな表現か楽しみでした。
様々なカップルがベンチを占領する夜の公園で醜悪な高齢の老婆がいつものように決まったベンチで拾い集めたタバコを数えていると青年詩人が興味を持ち、彼女の身の上話を聞くことに。
彼女の名は小町。80年前、名高い美人の彼女は深草の少将が百夜通い詰めたら願いを叶えるという約束をし、百夜目の晩、少将は嬉しさと恐怖に苛まれる。
彼女が自分のものになったとき、飽きてしまうのではと。
この幸せの絶頂の時、彼は死んでもいいと言う。気づかせようと小町=老婆は真剣に自分の今の姿を見るように言うが、少将=詩人には小町のままである。
美しいと言った瞬間死んでしまうと制止も聞かず、彼は心から賛美し、巡り会う約束をして息絶える。

美しさ故の罪なのか。
いつ出会うかわからないのをひたすら待ち続けることの苦しみ。
出会えば望みが叶ってしまい、再び別れ、待つ・・・。
その間にも彼女は歳をとり続ける。永遠に結ばれることのない2人。悲しい定めに泣かせてもらいました。

2作とも素晴らしかったです。原作以上に男女の情念を色濃く感じました。演出に嗅覚まで気を配るところは流石です。
ただ、最後カーテンコールに出てほしかった・・・。





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最終更新日  2004年11月01日 17時07分01秒
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